中間停止の状態から再び原子炉を起動した柏崎刈羽原発6号機。この柏崎刈羽原発めぐり、追加検査を実施する方針を原子力規制委員会が決めました。原子力規制委員会はテロ対策の秘密情報を含む文書の不適切な管理を問題視しています。
24日に開かれた原子力規制委員会の臨時会議で事務局の原子力規制庁が報告したのは、柏崎刈羽原発で発生したテロ対策の秘密情報を含む文書の不適切な管理の検査結果について。
報告書などによりますと、柏崎刈羽原発でテロ対策の管理者などに指定されていた社員が必要な手続きをとらずに秘密文書を持ち出してコピーし自分の机に保管。
さらに、秘密文書をスマートフォンで撮影し、社内の関係者16人にメールで送信していたことも判明したということです。
この社員による情報管理の不備は2020年から合わせて4件に上っていますが、社外への情報の漏洩は確認されていません。
ただ、情報管理の不備が長期間にわたっていたことなどから原子力規制委員会は追加検査が必要と判断。東京電力に改善策などの提出を求めていくことになります。
その柏崎刈羽原発では24日に設備などに異常がないか確認するための中間停止の工程を終え、6号機の原子炉を再起動。3月18日の営業運転再開に向けた作業を続けていますが、追加検査が正式に決定したとしてもこの工程に影響はないということです。
東京電力は過去の不適切事案を踏まえ改善を進める中で本件が発生したことを重く受け止め、一過性の改善にならないよう取り組むとコメントしています。