インフルエンザについて、今季2度目の警報が発令された新潟県。このインフルエンザと同時に発症することで、重症化が懸念されるのが花粉症だ。花粉の飛散量が多いと予想されている今季。心がけるべきは早めの対処だ。
花粉症デビューも…過去最大級の飛散量予測
長岡市の幸町耳鼻咽喉科。
花粉症の症状でこの医院を受診する人は2月上旬から増え始め、1日に30人前後、患者の3人~4人に1人が花粉症と診断されている。
今季の花粉症について、佐藤浩史医師が懸念するのは花粉の飛散量だ。
「花粉の飛散量は前の年の夏の気温におもねる。昨年の夏は非常に猛暑がきつかったので、その分、今年の花粉は非常に多いと想定されている」
北日本や東日本を中心に“過去最大級”の飛散量が予測されているという。
佐藤院長は「例年、春の花粉症を感じていなくても、今年は花粉の量が多そう。初めて今年花粉症にかかる、デビューされるという方も一定数いると思う」と推察する。
また、すでに花粉症の自覚がある人が、例年以上に重い症状を発する恐れもあるという。
早めの対処重要に「薬のピークと症状のピーク合わせて」
そこで佐藤医師が強調するのが、“初期療法”の重要性だ。
「文字通り、初期に始める治療ということになるが、早めに薬を飲み始めることでその薬の効果のピークと症状のピークを合わせていくというのが有効かと思う」
インフルと同時発症で重症化の懸念も…
同時に、現在流行が確認されているのが、インフルエンザB型だ。
県は、2月19日にインフルエンザの定点あたりの報告数が30.89と国の示す警報基準を超えたとして、今季2度目の警報を発令した。

佐藤院長は「B型の際に強いのは消化器症状。分かりやすく言えば、気持ち悪さ・お腹の痛みがA型に比べて多い印象」だという。
佐藤医師は、このインフルエンザへの感染と花粉症が同時に起こった場合のリスクを指摘する。
「例えば、花粉症をもともとお持ちの方が、鼻の粘膜の中もちょっと荒れている。そこにインフルエンザの菌が入ってくると、その菌による炎症がより強く出がちだと思う」
花粉の飛散量の多さを念頭に、早めの対処を心がけたい今年。
同時に、しっかりとした睡眠や食事で、生活するリズムを整えることも重要だ。
