19日、福岡市の図書館で男女3人が刃物で襲われた事件で、逮捕された男が、「誰でもいいから人を殺したかった」という趣旨の供述をしていることが分かりました。

現場の図書館は事件の2日後(21日)から平常通り開館し、巡回や警備体制が強化されています。

◆記者リポート(21日)
「吉井容疑者が出てきました。フードを被りゆっくりと歩いていきます」

21日、警察署から身柄を送検された福岡市早良区の無職・吉井辰夫容疑者(61)。

吉井容疑者は19日の夜、福岡市早良区の福岡市総合図書館で刃渡り約17センチの包丁を使い、50歳の女性の首を切り付けた疑いで現行犯逮捕されました。

このほかに、80代の男性が腹部を刺されて重傷を負ったほか、70代の男性警備員も右手の指を切り付けられていて、吉井容疑者は3人を襲ったことを認めています。

捜査関係者によると、犯行の動機について吉井容疑者は「誰でもいいから人を殺したかった」という趣旨の供述をしていることが分かりました。

凶器とされる包丁は「自宅から持参した」と話しているということです。

◆記者リポート(23日)
「福岡市総合図書館です。まもなく午前10時になります。すでに開館を待つ人の列ができています」

事件現場となった福岡市総合図書館は、事件2日後の21日から平常通り開館していて、23日も次々に利用する人たちが入っていきました。

施設では事件を受けて、これまで警備員5人程度が常駐していたところに新たに職員6人を追加して監視体制を強化しています。

さらに、「1時間半ごと」におこなっていた巡回も、頻度を増やすことに決めました。

◆80代男性
「図書館はなくてはいけないもの。週1回は必ず行く」

◆20代女性
「自分も子供から目を離さないように気をつけようと思っているが、警備員の対応など、HPに掲載されていたので、変わらず利用し続けようと思う」

多くの市民が利用する公共施設で起きた突然の凶行。

吉井容疑者は「被害者3人と面識がない」と話していて、警察は無差別に襲った可能性があるとみて、動機やいきさつを詳しく調べています。

テレビ西日本
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