私たちの身のまわりにあふれているデザイン。
そんなデザインの「ちから」や「楽しさ」を伝えようと、さまざまな物のデザインや、デザイナーたちのアイデアを集めた「デザイン百覧会」が20日から鹿児島市で始まっています。
会場を美川キャスターが取材しました。
「オープンです!」
20日から始まったデザイン百覧会。
32回目を迎える今回は鹿児島県内で制作する作家や企業の約50のブースが並びます。
会場でひときわ目をひくのは勢いよく筆を走らせて描かれる馬。
En.さん
「午(うま)年なので きょうはデザイン百覧会が1日目なので、今からやるぞ!と奮起している馬」
制作するEn.さんは、看護師として働くかたわら動物をモチーフに絵を描いています。
こちらはサルの顔がキャンバスいっぱいに描かれた作品。
その表情には、En.さん自身が製作期間に感じた焦りや、それでも挑む気持ちが荒々しくぶつけられています。
美川愛実キャスター
「こちらはアイディアを形にする技術も展示されています」
創業50年を迎える県内の印刷会社が手がける便せんです。
紫外線に反応するインクを使い、心に秘めた想いや彩りを演出しました。
このほかにも光の屈折を利用した動いて見えるカードなど、特殊な印刷技術を生かした力作が並んでいました。
デザインは絵画や雑貨だけではありません。
みなさんはこちら、何のデザインか分かりますか?
答えは…お墓です!
全国的にもお墓を購入する人が減少する中、県内の霊園が初めてお墓のデザインコンテストを企画しました。
テーマのひとつは「自分が入りたいお墓」です。
亡くなった人に思いを馳せる小さな部屋のようなデザインや、生え変わる草木を生かし、人が自然にかえる様子を表現したものなど、個性あふれるアイディアが集まりました。
そんな中、グランプリに輝いたのがこちらの作品。
空をテーマにしたお墓です。
自分が入りたいお墓部門 最優秀賞・畠中玲奈さん
「昨年祖父が亡くなり、お葬式の時に見た空が本当に澄んでいて、その空をイメージしたものを作りたいと思った。ここを1段登ってフレームから空を眺めるというのを想定している」
生活の中にあふれる様々なデザイン。
会場には制作者たちのひらめきがあふれています。
鹿児島デザイン協会・高橋リエ副理事長
「デザインがあるとワクワクして楽しい。そして便利になる。ぜひ会場にお越しいただいて、その楽しさを味わっていただけたら」
デザイン百覧会はカクイックス交流センターで22日まで開かれています。