阿蘇中岳で起きた遊覧ヘリの事故は発生から間もなく1カ月です。

警察や消防は先ほど、火口内の機体周辺で安否不明者とみられる3人の姿が確認されたと明らかにしました。

現場の状況から、3人が生存している可能性は極めて低いと判断。また、隊員が火口内で救助活動を行うことはリスクが高いとし、重機などを使っての引き揚げを検討しています。

この事故は1月20日の昼前、阿蘇中岳付近に向かった遊覧ヘリの行方が分からなくなり、その日の夕方、火口内の斜面で大破した状態で見つかったものです。

警察と消防は、これまでに延べ約300人を投入。2月13日には東京消防庁など専門機関の関係者が現地を視察し、乗っていたとみられるパイロットや台湾からの観光客合わせて3人の捜索・救助活動に当たってきました。

警察や消防によりますと、これまでに撮影されたドローンの映像などから機体周辺で安否不明者とみられる3人の姿が確認されたということです。

3人が生存している可能性は極めて低く、火山ガスが発生していることや地盤が脆いことから現時点で隊員が火口内で活動することはできないと判断。安否不明者の家族にも状況を説明し、理解を得られたということです。

今後は重機などを使って、機体の回収や3人の引き揚げを検討するとしています。

この事故をめぐっては、国が『航空事故』と認定し、運輸安全委員会が調査に当たっているほか、警察は、ヘリの運航会社『匠航空』の関係先で家宅捜索を行うなど業務上過失致傷の疑いも視野に捜査しています。

『匠航空』はTKUの取材に、「情報を把握していない」としています。

テレビ熊本
テレビ熊本

熊本の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。