キーワードは「桜島」です。
県が整備を予定している新たな総合体育館について、14日、1次審査を通過した5つの設計事業者による公開プレゼンテーションが行われました。
設計のプロたちはどんな案を提案したのでしょうか。
梓設計・SUEP・東条設計共同企業体
「一番景観が大事だと考えていて、桜島と調和するおおらかな屋根を作りたい」
14日行われた公開プレゼンテーション。
こちらの事業者はマイアミ通りからの「桜島」の景観を生かすため、メインアリーナとサブアリーナをつり屋根でつなげる提案をしました。
梓設計・SUEP・東条設計共同企業体
「なるべく低い屋根で2つのアリーナをつないで、必要な高さまで持ち上げてつり屋根を作った。つり屋根は中央が下がる形状になるので、マイアミ通りから桜島へのビューを担保できる」
県は鹿児島市のドルフィンポート跡地に新たな総合体育館の整備を予定していて、2025年10月から上限約8億6000万円で設計事業者の公募を進めています。
9事業者から応募があり、これまでに5事業者まで絞り込まれていて、14日は2次審査として公開プレゼンテーションが行われました。
プレゼンの持ち時間は1事業者につき15分。
集まった約130人の県民の前で、それぞれ提案内容を説明しました。
佐藤総合計画・三反田設計共同企業体
「私たちの提案はこの場所で桜島そのものを取り込み、ここでしか味わえない観戦の体験ができる建築」
この事業者は「全てが桜島に向かう」をテーマに掲げ、メインアリーナから桜島が見えるように、建物の形や配置を工夫。
プレゼンの大部分を桜島をいかに生かすかに費やしました。
一方…
坂茂建築設計・松田平田設計・永園設計共同企業体
「シンボルは桜島だけで十分。いかにシンボル性をなくすか、いかに桜島を邪魔しないかが一番重要」
こちらの事業者はシンボルとなるのは桜島だけで十分として、建物自体はシンプルなドーム型を提案。
その上でー
坂茂建築設計・松田平田設計・永園設計共同企業体
「どこの避難所に行っても底冷えし、食事するときも弁当を食べる。そういう避難所をやめたい。サブアリーナと武道場を床暖房にして底冷えしないようにする。厨房施設もあって、ちゃんとした食事が毎日温かいものが食べられる日本一の避難所を作りたい」
「日本一の避難所」を作ると意気込みました。
このほか、各事業者からは県民とのワークショップの開催や県産材の活用など様々な提案がなされました。
プレゼン終了後は約1時間半にわたり、質疑応答も実施。
審査員たちが専門的な視点から、それぞれの事業者の提案について細かなポイントまで聞き取りました。
県は今週中にも最優秀提案者を決定する予定です。