ミラノ・コルティナオリンピックで、ウクライナの選手が、ロシアとの戦争で亡くなったアスリートの写真を貼ったヘルメットを競技本番で着用する意向を示し続けている問題で、IOCは試合前にこの選手を失格にしたと発表した。

IOCの「アスリートの表現に関するガイドライン」を遵守することを拒否したためとしている。

スケルトン男子のウラジスラフ・ヘラスケビッチ選手は、ロシアの侵攻で犠牲となったアスリートたちの写真をあしらったヘルメットを競技で使う意向を示していますが、IOCは10日、オリンピック憲章に違反するとして、認めないと発表していた。

しかしヘラスケビッチ選手は、11日にもあらためてヘルメットを着用する考えを示していて、IOCは11日の会見で、今後、選手本人と連絡を取り、SNSや記者会見など「彼が悲しみを表現できる多くの機会があることをあらためて伝えるつもりだ」と述べた。

ヘラスケビッチ選手とIOC側の会談が複数回行われたが、解決策を見いだすことができず、失格の処分となった。

IOCは声明で、「彼の願いを、最も敬意を払った方法で表現するための道を探った」とした上で、「本質はメッセージそのものではなく。それをどこで表現したかったかだ」と説明している。

ヘラスケビッチ選手は失格処分について、自身のSNSで「これが私たちの尊厳の代償だ」とコメントした。

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