大阪ダブル選挙で大阪市長に再選した横山英幸さんが、9日、関西テレビ「newsランナー」に出演し、今回の選挙を振り返り、3度目の「都構想」や日本維新の会の「閣内協力」について話しました。
閣内協力については「ガンガン閣内に入ってやるのは大いに選択肢としてある」と発言したほか、「ダブル選」の実施を維新の吉村代表(大阪府知事)から聞かされた時は、「『あちゃー』とは思ってない」と述べ、“一定の覚悟”があったことを明かしました。
■前回の知事選・市長選と比較して無効票が大幅に増加
今回の選挙は、前回の知事選・市長選と比較して無効票が大幅に増加しました。抗議活動もあった今回の大阪ダブル選挙。信は問えたのでしょうか。
<知事選の無効票の割合>
1.98%(前回)→10.29%
<市長選の無効票の割合>
5.10%(前回)→13.77%
【横山英幸市長】「無効票の件も、前回から8ポイント程度多くなっていますし、これ真摯に受けとめたいと思います。
一方で、選挙結果、私は前回65万票だったので、今回は83万票ということで、18万票をさらに上積みもされておりますので、このあたりは都構想の設計図作りをしっかり前に進めようという信は得たというふうに思っています。
(今回の選挙結果は)都構想の賛否ではない。副市長にふさわしい都市の制度設計を作っていくということに関して、一定の民意を得たというふうに私は感じています。
実際街角では『あなたに投票したら都構想賛成になるの?』ということも聞かれました。ですので、そこは各演説会場で丁寧にご説明をしました。
100%どこまでご理解いただけたかは確証は持てないですが、多くの方が設計図作りということに関して進めてほしいというご理解をいただけたと思っています。83万票丸々をもって大上段に構えるというつもりはありません」
■今回の選挙戦では演説会場周辺で激しい抗議活動も
今回の選挙戦では演説会場周辺で激しい抗議活動があり、演説の告知をとりやめることもありました。
【横山英幸市長】「SNS上での選挙戦略は難しくなってくると思うのですが、SNS上でも告知は、やったり、控えたりを繰り返しまして。一方でSNSを通じて配信を毎晩行いまして、そこで資料を掲示しながら、できるだけ詳しく発信をしました。
街頭活動で『配信毎晩見ています』というお声がけをいただいたり、SNSだからこそできる選挙戦も今後あり得るのかなと思いますし、それは今回も全力でそこは取り組んだつもりです」
■今回のダブル選に挑むことになった経緯は
今回のダブル選はどのような経緯で挑むことになったのでしょうか。
【横山英幸市長】「吉村さんは都構想への思いがあって、当然『もう一度でやるんだったら民主的なプロセスが必要である』というのはお話をされていて、おそらく民主的なプロセスというのは、考えるのは出直し選だろうというのは私も想定していました。
知事が出直し選をする場合は、当然法定協議会は府市で出さないといけないので、市長も出直し選をするべきではないかというのは、私も思っていました。その中で副首都法案の議論が加速していく中で出直し選に挑むべきという議論になりました」
関西テレビの江口茂デスクから「吉村さんはアクセルを踏むタイプに見えるが、横山さんはブレーキ役として、選挙をするまでのことではない」と止めなかったのか?と問われると…
【横山英幸市長】「いろんな議論はして、知事とは密にコミュニケーションをとっていますし、時には『こうした方がいいんじゃないか』というやりとりはします」
「ちょっとアクセル踏み過ぎなんじゃないかというイメージ」があるかもしれないが、「決してそんなこと(はない)。本当に冷静な人ですから。一方でいろんな議論はして必要な方向修正っていうのは、都度やっています」と述べました。
■ダブル選と聞かされ「『あちゃー』とは思ってない」“一定の覚悟”明かす
「吉村さんからダブル選と聞いたとき、率直にどう受け止めた?」との問いに、横山氏は「『あちゃー』とは思ってない」と一定の覚悟があったことを語りました。
【横山英幸市長】「『あちゃー』とは思ってないんですよ。一定覚悟はしていたので。でもその前にどういうふうにやるかはいろいろ話していて、イメージはしていました。
できるだけ丁寧に進めていかないといけない一方で、衆院選がいつあるかわからないという中で、想像以上に早期の解散で、ここはちょっと予想はできてなかったですね」
■大阪都構想を巡る住民投票について
前回2020年の大阪都構想を巡る住民投票では、大阪市・北区が最も得票率が高く、56%が賛成という結果でした。
8日、北区の有権者100人に緊急調査をしたところ、都構想の賛成57%という結果になりました。
この結果について横山氏は「純粋にありがたいなと思う一方で、実際住民投票が進んでくると不安になられる方とかもいらっしゃるので、このまま素晴らしい数字だというのを真正面に受け取るつもりはない」と慎重な姿勢を示しました。
■今後の閣内協力「ガンガン閣内に入ってやるのは大いに選択肢としてある」
日本維新の会の副代表でもある横山市長。今後の閣内協力について、どう考えているのでしょうか。
【横山英幸市長】「ステージもいろいろ変わってくると思いますし、実際選挙後、新しいステージに入ったと思いますから、責任の果たし方っていうのもあると思うので。
それはもうガンガン閣内に入ってやるのは僕は大いに選択肢としてあると思いますね。しっかり入って中から進めていく」
(関西テレビ「newsランナー」 2026年2月9日放送)