「じっくり噛みしめながらお話に…」 同級生がおことばから感じた“陛下らしさ”

カテゴリ:国内

  • 正殿・松の間で行われた「即位礼正殿の儀」が終了
  • “日本独特”の儀式に海外メディアも注目
  • 「堂々としたお姿で…」 陛下の同級生は儀式の様子をどう見た?

参列者は2000人 海外も注目する“独特の文化”

22日午後1時から即位の礼の中心的な儀式「即位礼正殿の儀」が正殿・松の間で行われた。

即位を国の内外に宣言する正殿の儀では、陛下は天皇のみが着用する「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」と呼ばれる装束で「高御座(たかみくら)」に立ち、皇后さまも十二単姿で「御帳台(みちょうだい)」に立たれた。


儀式への参列者は約2000人。
司法・立法・行政の三権の長、地方公共団体、各界の代表のほか、国内からは王貞治さんや澤穂希さん、羽生善治さんなども参列。

国外からもチャールズ皇太子やアウン・サン・スー・チー氏などの要人が一堂に会し、取材のため来日する記者の数は73か国450人ともいわれている。

また、海外では世界の即位式にあたる「戴冠式」との違いにスポットを当てるメディアが多いといい、日本独特の文化への注目度の高さが伺える。

第50代・桓武天皇(奈良~平安時代前期)の在位時に確立した「即位礼」が由来という「即位礼正殿の儀」。
1200年以上続いていると思われるこの伝統儀式だが、実は最新技術も用いられている。今回も高御座の中にLEDライトによる照明があたり、参列者から陛下のお顔が良く見えるようにという工夫がされていたという。

時代に合わせ、変化も取り入れてきた伝統の儀式。
番組では、陛下と小学校から大学まで同級生として過ごされた乃万暢敏さん、フジテレビ宮内庁担当の宮﨑千歳記者が語った。

堂々としたお姿で感激させていただきました

加藤綾子キャスター:
今日の即位礼正殿の儀での陛下の様子をどのようにご覧になりましたか?

乃万暢敏さん:
ご立派なことはもちろんのことなのですが、陛下のおことばの中でひと言ひと言、やはりじっくり噛みしめながらお話になっている。それでご自分の気持ちを表していらっしゃるんじゃないかな、と伺いました。

加藤綾子キャスター:
国民の幸せ、世界の平和を願われた陛下ですけれども、“陛下らしさ”は特にどんなところで感じられましたか?

乃万暢敏さん:
陛下はお小さいときから物事をひとつひとつ、しっかりと正直に真向かいに向かって努力をされる方ですので、リハーサルもされたでしょうが今日も堂々としたお姿で、なんとも感激させていただきました。

「平安絵巻さながら」の儀式に何を見た?

加藤綾子キャスター:
宮﨑さんは実際に儀式を取材されていたんですよね。

宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
本当に即位礼正殿の儀は平安絵巻さながらだったんですけれども、皇后さまをはじめ女性皇族の方がお動きになるときの衣擦れの音。幾重にも重なった絹の「ざざっ」という鳥の鳴き声のような音が本当にして、絵巻物ではなくて現実に平安時代さながらの儀式が現実に行われてるということをとても実感しました。

今日は強い雨が降っていて、中庭にする設えが一部変更になったんですけど、その中で「旛」というのぼりが立てられたんですね。あれはやはり「風で大丈夫かどうか」という宮内庁の判断が非常に難しかったと思うんですが、なんとか立てて少しでも儀式に花を添えたいという職員の思いがとても感じられました。

加藤綾子キャスター:
宮﨑さん、参列者はどのようにして決められるんですか。

宮﨑千歳記者:
外国の方は外務省から各国にご招待を出していると思います。国内の方については、園遊会もそうなんですけども、内閣府のほうから各省庁に枠のようなものが割り当てられて、ノーベル賞部門だったら文科省、国民栄誉賞だったら内閣府といった具合に省庁ごとに招待をしていると思います。


(「Live News IT」10月22日放送分より)

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