どこをどう見るか、たとえば「どの範囲で語るのか」などで異なるでしょうけれど、私は「根幹はなにも変わっていない」と見ています。

幼かった頃から「日本は加害者なのに謝罪も賠償もしていない」という話ばかりを目にし、耳にしながら育つので、いくら個人化が進んだとしても、反日思想から覚めることはありません。

「親日」は支持されない

実際、反日思想を扇動して選挙で勝ったという話は聞いたことがありますが、「親日」で支持を集めたという話は聞いたことがありません。

2024年4月の総選挙に与党から出馬する予定の国会議員予備候補だったチョ・スヒョン氏は、数年前に「併合時代のほうが、朝鮮時代よりも暮らしやすかったのかもしれない」とSNSに書いた事実が明らかにされ、「国民のみなさまへ」としながら、「私が愚かでした。もう二度としません」と謝罪しました。

2024年3月15日には、「光復会」という韓国の独立有功者団体を訪れ、土下座までしました。

感情面はともかく、歴史的に併合時代に飛躍的な発展を遂げたのはすでに証明されている事実です。

「選挙で『親日』が支持を集めたことは聞いたことがない」(画像:イメージ)
「選挙で『親日』が支持を集めたことは聞いたことがない」(画像:イメージ)

しかし、そんな話が通じるはずもありません。まだまだ、こんな社会です。

「日本と戦う」という意味で「竹槍歌」という反日ソングを流していた政治家が若い層から支持を得ているというニュースはあっても、その逆は聞いたことがありません。