坂本を21年支え続けるコーチの存在

4歳の頃から21年間、坂本を指導し続けている中野コーチ。

集大成として挑んだミラノ・コルティナ五輪を振り返り、中野コーチは「頑張りましたけど、もう少し滑ることができたかなというのが一口残りました」「点数とかではなく、神様がこれの方がいいと決められたことなので、それを一緒に受け入れようと思います。これから生きていく中で、きっとこれがいいんだろうと思います」と語った。

坂本について語る中野園子コーチ
坂本について語る中野園子コーチ

中野コーチに坂本について聞くと、「相手の考えていることもわかるし、こっちの考えていることもわかる」と、長い時間をともに過ごしてきたからこそわかる彼女の人柄を語ってくれた。

12月にインタビューした際には「春になったら相棒になってくれるんじゃないかなと思います」と新たなステージで坂本との二人三脚に期待を寄せた。

中野コーチについて語る坂本花織
中野コーチについて語る坂本花織

一方、坂本も「花織より花織のことをわかってくれている」と話すように、大きな信頼を寄せている。

いいときも悪いときも一緒に戦ってきた。そんな坂本の将来の夢は「中野先生」だ。

2012年の全日本ノービス選手権で初優勝した坂本
2012年の全日本ノービス選手権で初優勝した坂本

坂本にとって中野コーチの存在は大きく「ここまで引っ張り上げてくれたと言っても過言じゃないくらい。この難しい性格をここまで引っ張り上げてくれたのは、中野先生の力のおかげだと思う。『20歳超えてから持ち上げるのは大変よ』って言われて、ですねと思いながらずっと甘えちゃっているから」と話していた。

氷上練習で中野コーチから指導を受ける坂本
氷上練習で中野コーチから指導を受ける坂本

「リンク外でも人として恥ずかしくないように教えてくれました。こういう場面ではこう、みたいに小さいことから大きいことまでめっちゃ教えてくれます」

中野コーチからスケート以外のマナーも厳しく教えられたそうで、坂本は「マナーを知っているか知らないかで、自分の周りからの評価が変わると思う。スケートから離れても恥ずかしくないように育ててくれたのかなと思っています」と語った。