広島・福山市の国宝・明王院五重塔に安置されている、木造弥勒菩薩坐像(みろくぼさつぞう)の頭の部分から、紙の束が見つかった。
今後、専門家と調査を行い、2024年に一般公開される予定だ。

仏像の頭部から紙の束を発見

700年の時を経て、仏像から出てきた紙の束。紙の束は、仏像の頭の部分に小さく折りたたまれていた。

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広島・福山市の国宝・明王院五重塔に安置されている、木造弥勒菩薩坐像(みろくぼさつぞう)。8月、保存のための修理を行っていたところ、頭の部分から紙の束が見つかった。

仏像は、五重塔が建立された14世紀(南北朝時代)に作られた可能性がある。

“時空を超えたタイムカプセル”

見つかった紙には、何が書かれているのだろうか。

明王院・片山悦子事務長は、「時空を超えたタイムカプセル。この発見が時代を変えていくかもしれない」と話している。
寺によると、紙には何らかの文字や図形が記されているとのことだ。

仏像を作った人物や、作られた時代の特定につながる可能性があるということだ。
今後、専門家と調査を行い、2024年に一般公開される予定だ。
(「イット!」 9月21日放送より)

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