千葉県を襲った豪雨から4日。
被害の全容が明らかになってきました。

大規模な冠水被害があった地域では、依然として水が引かない場所もあり、お盆休み明けの生活に影響が広がっています。

先週、お盆休みに甚大な被害をもたらした千葉豪雨から4日。
大網白里市の大竹保育園では、職員や保護者たちが復旧作業に追われていました。

大網白里市は広い範囲で冠水被害に見舞われ、この保育園も水に囲まれた状態に。

建物内はひざの高さほどまで浸水。
水が引いたあとも大きな棚は倒れていて、園児たちの遊び道具などが散乱していました。

大竹保育園・成島麻美子園長:
こんな重いものが動くのかなと思うようなものが移動していたり、ちょっと見たことない光景だったので、びっくりした。

今もなお、建物内には雨水が残ったまま。
臨時休園を余儀なくされていました。

大竹保育園・成島麻美子園長:
一番怖いのは衛生面だと思うので、まず高圧洗浄とかで丸洗い。そのあと乾かして、また消毒をして乾かす作業になる。かなり時間はかかります。

一方、茂原市の高齢者施設では、周辺の道路の冠水が解消されていません。

当時、周辺の道路は大人の腰付近の高さまで冠水したものの、施設内の大きな被害は免れました。

入居者が生活を続けているため、職員たちは近隣住民に借りたボートを使うなどして出勤していたといいます。

光風荘・三橋一弘施設長:
備蓄が3日分ぐらいは常に持っている。それで何とかやりくりしていて、きのう市役所の方からも援助物資がボートに乗って届いている。なんとかやってるところ。

今回の千葉豪雨では、これまでの死者は10人に上っていて、2人の行方が分かっていません。

いまだ続く豪雨の影響。
JR千葉駅直結の商業施設は、地下に水が流れ込み、一部が臨時休業に。
再開のめどは立っていません。

また、駅では多くの通勤客が見られましたが、「1日置いてエンジンかけたら、もう(車が)動かなくなってしまって。だから急きょバスで」と車が使用できなくなった人はバス移動を余儀なくされていました。

道路では、至る所に水没などで動かせなくなった車が放置された状態。
千葉市ではレッカー業者が対応に追われていました。

栄鈑工業・齊藤玲央さん: 
前(止まっている車)も2つが冠水車になる。放置車両に気付かずぶつかって、事故も今のところ増えているので。

事故にもつながりかねない放置車両。
現場では、動かなくなった車を手で押して移動させる作業員の姿が。

栄鈑工業・齊藤玲央さん: 
車自体のサイズが大きく、端っこに寄ったりすると危なくなる。

ワイヤーで引っ張られる車の位置をハンドルで調整しながらレッカー車へ。
修理工場へと運ばれた車の内部には、草や泥が大量に。

また、放置車両とともに問題となっているのが災害ごみです。

先ほどの大網白里市の保育園でも、水没で使用できなくなった園児たちのおもちゃなど、廃棄される袋には赤いテープが貼られていました。

八千代市内では、大量に出た災害ごみで、ごみ置き場は山積み状態に。

千葉市美浜区の災害ごみの仮置き場では、訪れた住民らの車で長い行列が。

訪れた人は「きょうはこれで2回目。一応大きいのは終わったので、細かいものは徐々にやっていくしかない」と話します。

千葉市では約250棟が浸水の被害に遭い、住民たちは使えなくなった家具や家電などの災害ごみの処分に追われていました。