“金銭受け渡し疑惑”で揺れる福岡県議会で17日、蔵内勇夫議長に対する辞職勧告決議案の採決が予定されていたが、自民党県議らが提出した採決中止動議が可決され、採決自体が見送られた。
若手中心に“自主投票”要望も
福岡県議会のドンを巡る辞職勧告決議案について、17日の採決が一転、取りやめになった。

周囲にあいさつをしながら議場に現れたのは、福岡県議会の蔵内勇夫議長だ。
福岡県議会を巡る一連の金銭受け渡し疑惑などを受けて辞職した、前副議長の後任を選ぶ臨時県議会が17日、行われた。

17日朝、蔵内議長は記者の質問に答えることなく、自民党県議団の総会に向かった。
17日の臨時県議会に提出される予定の議長職辞職勧告決議案への対応を協議するためだ。

決議案の提出は、福岡県議会の一連の金銭受け渡し疑惑を告発した吉松源昭県議が14日に明らかにした。
吉松源昭県議(14日):
我々県議会の議長、福岡県の代表としてもう認められないという思いからです。
この動きに対し蔵内議長は16日、議長職続投の考えを表明した。

福岡県議会・蔵内勇夫議長(16日):
僕は議長職を辞めなきゃならないと、マスコミの皆さんが一方的に報道していると感じる。(Q.任期を全うしたい思いは変わらない?)ええ。

最大会派の自民党県議団の総会では、ベテラン議員から「蔵内議長を支えるために一丸となって反対すべきだ」との声が上がる一方で、若手を中心に自主投票とするよう要望があり、2日間にわたり協議が続けられた。
第三者委員会の調査結果次第で選挙に影響か
そうした状況を受け、17日の臨時県議会は当初の予定時刻を大幅に遅れて始まった。

提出された議長職の辞職勧告決議案に対し、自民党議員が出した採決中止動議が可決され、決議案の採決自体が見送られた。

一方で、17日に設置が決まった第三者委員会の調査結果次第では、2027年に予定されている県議会選挙に影響を及ぼす可能性がある。
(「イット」8月17日放送より)

