中東情勢の混乱が長期化する中、その影響はポテトチップスのパッケージにも及んでいます。

フジテレビ経済部・智田裕一解説副委員長に、「パッケージ変更、なぜ白黒に?」「店頭への影響はどこまで拡大するのか」、この2つのポイントについて聞いていきます。

山崎夕貴キャスター:
まずは1つ目のポイントです。カルビーは一部の商品でパッケージを変更するということですが、なぜ白黒にするのでしょうか?

フジテレビ・智田裕一解説副委員長:
このパッケージ変更を巡って、カルビー側が昼過ぎに農水省を訪れました。今回の方針の背景などについて説明を行ったものとみられます。そして先ほど、カルビーは新たなパッケージを公表しました。カラフルなパッケージから一変して白黒のモノトーンになっていて、色を抑制した仕様が打ち出されています。
対象となるのはポテトチップスの「うすしお味」「コンソメパンチ」、そして「かっぱえびせん」などの一部商品、14品目です。5月25日以降の出荷分から順次、変更されます。
ナフサの供給を巡る事態は、商品パッケージの印刷にも支障が及ぶという新たな局面になってきました。カラーから白黒へと色を抑える形へ変更することで、商品の安定供給につなげたい狙いが見て取れます。

山崎夕貴キャスター:
続いて2つ目のポイントです。カルビー以外の商品にも、この影響が広がる可能性はあるんでしょうか。

フジテレビ・智田裕一解説副委員長:
大手ハムメーカーの伊藤ハム米久ホールディングスは、決算会計の場で「インクを使いすぎない工夫をしていくことになる」と話していて、今後カラフルなパッケージなどが難しくなる可能性に言及していて、「夏、秋ごろには変化が目に見えてくる」との認識を示しています。
大手調味料メーカーは「新商品のパッケージの色を減らす策がある」と話しているほか、飲料や菓子メーカーからは色の変更などについて「検討する余地がある」や「可能性は排除できない」などの声も上がっています。

山崎夕貴キャスター:
さまざまな商品に影響する可能性が出てきていますね。この状況が続いた場合、今後、値上げなどさらなる対応を取る可能性はありそうですか?

フジテレビ・智田裕一解説副委員長:
農水省は、食品産業で使われる資材について57品目を調査中で、うち、カップ麺の容器や飲料ペットボトルなど12品目については、大手業者から聞き取りを行った結果、当面の供給には問題ないとの分析をしています。ただ、菓子袋などはまだ調査中で、影響を精査している段階です。
印刷や包装をシンプルにするなどの企業努力で、消費者に負担がかからないようにしていこうとの思いを口にするメーカーも多く、企業によっては価格改定よりも商品パッケージなどの変更でまずは対応しようという姿勢も見て取れるのが現状だといえます。

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