石油の備蓄放出が始まりましたが、値上がりするガソリン価格は本当に安くなるんでしょうか。
フジテレビ・智田裕一解説副委員長と見ていきます。
まず最新のガソリンの価格ですが、ガソリン価格の比較サイトによりますと、15日時点のレギュラーガソリンの全国平均価格は181.6円でした。
アメリカによるイランへの攻撃開始後、緩やかに値上がりをしていましたが、11日を境に急騰しています。
16日、東京都内では190円を超える場所も出る中で、政府はこの価格を170円程度に抑える方針を示しています。
いつからガソリン価格が値下がりするのか、まず政府は安定供給のため、16日に民間の石油備蓄の放出を開始しました。
そして、19日から元売り各社への補助金を再開します。
これについては、全国平均のガソリン価格1リットルあたり170円を超える分を全額補助するというものです。
智田解説副委員長によると、多くのガソリンスタンドでは、26日ごろ以降に170円程度になる可能性があるということです。
青井実キャスター:
ちょっと時間がかかりそうなんですね。
フジテレビ・智田裕一解説副委員長:
19日に補助金で卸値が下がったガソリンは、タンクローリーでガソリンスタンドへと出荷されていくんですが、スタンドのタンクには補助金が投入される前の高い価格のガソリンが残っているので、それが入れ替わって値段が下がってくるまでには多くのスタンドで1~2週間かかる。値下がりは26日ごろからではないかとみられています。ただ、給油客が多い街道沿いなどでは、タンク内のガソリンの入れ替わりが早くて競争が激しいというケースも想定される中で、経産省は数日中に値段が下がる場合もあり得ると話しています。
実際にガソリンスタンドをいくつか取材したところ、時期については未定というお店が多い中で、例えば都内のお店では、18日に組合から連絡が来るので19日から価格に反映させようかなという声があったり、埼玉県のガソリンスタンドも18日ごろに組合から連絡があるのでそれを見て価格を決め、値下げをする時期に関しては、周りのお店の価格を見て判断するとのことでした。
宮司愛海キャスター:
こう見るとお店によってばらつきもあると思いますが、いつごろガソリンを入れるといいのでしょうか?
フジテレビ・智田裕一解説副委員長:
立地条件とか周りのスタンドとの競争環境とか様々な条件が違いますので、スタンドによって値下げのペースとかタイミングが異なってくるということが考えられます。なので値段が落ち着くまでは価格比較サイトなどを参考にして、出先でちょっとずつ給油したりするというのもいいかもしれません。
影響の長期化に備えて、政府は石油備蓄の放出では民間備蓄15日分を放出した後に、3月下旬に国家備蓄1カ月分を放出する予定です。
補助金に関しては現在、財源2800億円を確保しているということです。
青井実キャスター:
政府としては当面、備蓄放出と補助金で乗り切ると。大丈夫ですかね。
SPキャスター・岩田明子氏:
長期化してしまった場合には、ガソリン価格が数カ月後には電気代の方に影響してきますので、そうするとまた夏は暑いじゃないですか。そうすると冷房代についても補助することになりますので、さらに長期化してしまうと食品価格も上がってきますので、そうすると給付金も必要となりますので息の長い取り組みになりそうですね。
青井実キャスター:
直面しているのはすぐだけれども、先を見るといろいろやっていくことは必要になってくるということですね。
フジテレビ・智田裕一解説副委員長:
封鎖の解消はなかなか見込めない中で、すごく長期化する可能性が今、出てきているので、この局面、本当に注意深く見ていかないといけないなと。
青井実キャスター:
幅広い物価高騰もこの先見込まれますし、備蓄放出以降でも今から対策をしていく必要がありそうですね。
フジテレビ・智田裕一解説副委員長:
政府もそうだし、我々も家計のやりくりが大事になってくるかもしれません。