軍事衝突をめぐり停戦合意したタイとカンボジアの国防相級の会合が開かれ、両国は停戦監視団の設置などを盛り込んだ共同声明を発表しました。
タイとカンボジアは7月24日以降、領有権を争う国境地帯で戦闘を続けていましたが、マレーシアなどの仲介で29日に無条件の停戦で合意しました。
両国は8月4日からマレーシアの首都クアラルンプールで国境問題を議論する会合を開いていて、最終日の7日はアメリカや中国の代表を交えた国防相級の協議が行われ、終了後に共同声明が発表されました。
共同声明には停戦合意の順守や国境に展開する軍の移動や増強の禁止に加え、ASEAN=東南アジア諸国連合の加盟国による停戦監視団の設置などが盛り込まれました。
双方は政府や軍などのあらゆるレベルで協議を継続することでも一致していて、今後事態が収束に向かうかが焦点です。