福井市のホリタ文房具店で、生成AIが一人一人に合った文房具を提案してくれる取り組みが行われています。文具店に置かれたタブレットを使うと、AIがその人にぴったりの文房具を教えてくれます。
ホリタ文具の店頭に置かれたタブレットに顔をかざすと、顔写真から20代女性、会社員などの情報をAIが分析。加えてどんな文具がほしいかなど3つの簡単な質問に答えると、118点の文房具の中からふさわしいアイテムを提案してくれます。
AIを店舗運営に生かそうと、福井工業大学の学生とホリタ文具店が2024年から実証実験に取り組んでいて、更に精度を高め、おすすめの理由なども加えた第2弾の実証実験が始まりました。
福井工業大学の芥子育雄教授は「いまの若い世代の人たちは診断が好き。心理的なMBTI(性格診断ツール)なども人気を集める中で、診断に着目した」と話します。
どんな文房具をおすすめしてくれるのか…兵藤遥陽アナウンサーも体験してみました。
「AIが私にぴったりだと勧めてくれたのは、書くことが楽しくなりおしゃれな相棒に
なってくれるというノートや手帳を彩るシールです。好きなテイストのものあれば、これまで手にとったことのないものもあり、新たな発見があります」(兵藤アナウンサー)
AIはホリタ文具の店員の経験や知識を学習していて、年代や性別ごとの人気商品や客の雰囲気、用途に合わせた商品提案のノウハウや接客知識が組み込まれています。
芥子教授は「今後は文房具への精度も高めつつ、書籍や違う分野でもできるのではないかと思っている」とします。
ホリタ文具の堀田社長は「編集力がないと生き残れないと思っているので、新たな取り組みの一つとしてタブレットとAIを使っていく。偶発的な出会いが新たな発見を生む」と期待しています。
この取り組みは特に、デジタル世代の20代男性から人気を集め、新たな客層の掘り起こしにつながっています。
ちなみに…顔写真を持参して田島嘉晃キャスターにもえらんでもらいました。AIは、顔写真から30代男性、会社員、フォーマルな服装でシンプルな雰囲気が好きだと分析。この分析に「仕事の効率を上げる」「整理整頓ができる」という希望を加え、生成AIが選んだのは、クリアな素材が特長の書類などを分類する際に使う見出しシールでした。
実証実験の第2弾は、ホリタ文具春江店で2月末まで行われます。