国会議事堂や都庁など、政治の中枢が集まる千代田区と新宿区が舞台の東京1区。
8日の投開票に向け、都内屈指の激戦区で激しいデッドヒートが繰り広げられています。
参政党から出馬したのは、党の副代表を務める吉川里奈候補(38)。
参政・副代表 吉川里奈候補:
1人1人が働いて頑張った分しっかり稼げる、そういう日本の国力を高めることを私たち参政党は再びやっていきたいんです。
元看護師で3人の子供の母親です。
吉川候補は「(自分が)子育てしている地域なので、自分の地元から政治を動かす力になりたいので、自分の選択で1区に戻ってきた」と話します。
前回の衆院選は比例九州ブロックから出馬して初当選。
今回は東京1区で議席獲得を目指します。
選挙戦初日には神谷代表も駆けつけ支持を訴えました。
参政・副代表 吉川里奈候補:
子供1人あたり月10万円という給付を通じて、子育てをするのに心配しない、そういった日本をつくってまいります。
吉川候補は「東京1区が変われば日本は変わります。最後の最後まで走り抜きます」と語りました。
一方、日本維新の会からは春山明日香候補(51)。
維新・新 春山明日香候補:
まだまだ新政権の基盤は弱い、盤石とは言えません。野党は改革に異を唱えるところもあり…。
与党として臨む今回の選挙ですが、ここ東京1区、連立を組む自民・維新ともに候補者が立つ与党対決の構図です。
春山候補は「急な選挙ということもあって、何の調整もできなかったと思います」と話します。
選挙戦初日には秋葉原に来た吉村代表らと面会。
春山候補は「高市総理の掲げる古い政治の改革、エンジン役アクセル役ができるのは、日本維新の会だと思います」と語りました。
千代田区議として培った経験をアピールします。
維新・新 春山明日香候補:
国民健康保険一つとっても、職員がアナログで作業して抽出しないといけない。行政業務の効率化をしていくことで、職員の負担も減らせますし、皆さまの手取りも増えます。
高市首相が第一声を上げた東京1区で国政復帰を目指すのが、自民党の山田美樹候補(51)。
自民・元 山田美樹候補:
なんとしても議席を奪還したいと思っています。
前回の衆院選では政治資金の不記載が発覚。
ライバル候補に約1900票差で落選しました。
返り咲きを目指しますが、「私にとっては苦しい逆風の大変な選挙だなと思っています」と、口にしたのは「逆風」という言葉。
前回選挙の得票を区別に見ると、千代田区では1位だったものの、公明党支持層が多いとされる新宿区で相手候補に差をつけられた山田候補。
その公明党が立憲民主党と新党を結成したことについて、選挙戦序盤には「(Q.今回は中道ができて公明票が動いてる)それはあまり関係ない。自分の活動としては」と笑顔を見せていましたが、選挙終盤には「(公明党との)協力関係がなくなって本当に厳しいなと感じております」と語りました。
自民・元 山田美樹候補(4日):
明日(5日)から私は本当に厳しい、地獄のように厳しい新宿区の方に戦いに行く。議席奪還に向けて力を分けて下さい。
その山田候補に前回勝利し、今回も接戦が伝えられているのが、中道改革連合の海江田万里候補(76)。
中道・前 海江田万里候補:
この東京1区の選挙というのは、いつの時も大変厳しい、しのぎを削る選挙でございます。
山田候補とは、これまで2勝3敗。
1区の議席をかけ、毎回、接戦を繰り広げてきました。
衆議院副議長や旧民主党の代表などを歴任してきた当選9回の海江田候補。
高市首相を「みんなが今苦しんでいるときに積極財政だって言えば、為替が安くなって、国債が安くなって、結果的にまた物価を上げることになる。もっともっと国民の方に向き合ってください」と批判します。
あと押しするのは、これまで対立関係にあった公明党です。
海江田候補は「今までは与党と野党に分かれて戦ってたわけだけど、それが今、一緒の仲間になって一緒に戦っている」と語りました。
果たして接戦の行方は。
海江田候補は「これね本当に投票箱のふたが開くまでわからないというのが実際ですね」と話しました。
さらに共産党からは黒田朝陽候補(29)が出馬。
大学の前で、入試が終わる時間に合わせマイクを握ります。
共産・新 黒田朝陽候補:
働いて働いて働いて、労働者が富を生み出したはずなのに、その富が労働者に回っていない、ここにメスを入れる必要があります。
学費の値下げや消費税の廃止を目指し、5%減税などを訴えます。
共産・新 黒田朝陽候補:
若者の声を政治に届けたい。若者がもっと明るい希望を持って暮らせる日本社会にしたい。
運命の投開票日まで、あと2日です。