結婚からわずか4カ月──。夫婦として新たな生活に胸を躍らせた時期に、新婚ホヤホヤの夫が複数の女性と不貞行為をし、さらに同棲までしていたことが判明した。

まさかの裏切りに直面した妻は離婚を決断。精神的苦痛を訴え、慰謝料を求めて裁判に踏み切った。甘い新婚生活のはずが、まさかの夫による連続不貞…。元夫の行為を「悪質」と断じた裁判所が命じた慰謝料の額は…。判決の背景を紐解く。

新婚でまさかの不貞行為、そして離婚

原告の美咲さん(仮名)と被告・翔太さん(仮名)は2020年夏に知り合って交際を始め、2021年に同棲を開始。そして2022年2月に結婚した。ここまでは一見すると、2人は順調に歩んできたようにみえる。

だが、結婚のわずか4カ月後、新婚にもかかわらず翔太さんはSNSで知り合った複数の女性と浮気をする。

さらに、結婚から1年あまり経つと、今度はマッチングアプリで出会った女性との交際をスタート。2年後には、また別の女性と交際した上に、同棲までしていた。

結婚直後から浮気・不貞行為を繰り返した翔太さん。結婚からわずか2年あまり、2024年夏に美咲さんとの間で離婚が成立した。

イメージ
イメージ
この記事の画像(3枚)

離婚の前に交わされた離婚合意書には財産分与や写真削除等の条項はあったが、慰謝料についての記載はなかったという。

新婚で裏切り…妻は精神的苦痛を主張

原告の美咲さんは、結婚間もない時期に夫(当時)の翔太さんが続けざまに多数の女性と不貞行為をし、最終的には同棲にまで発展していたことの悪質性を強調した。

これらの行為によって受けた精神的苦痛は甚大であり、慰謝料は200万円が相当であると訴えた。

離婚合意書についても、「慰謝料は含まれない」「財産分与などとは別個の問題である」という点を離婚協議の場で被告・翔太さん側に伝えており、慰謝料請求を放棄した事実はないとも主張した。