JR札幌駅北口。
バスがひっきりなしに出入りするこの場所、夜が更けると様相が一変する。

「大量の雪を載せたダンプカーが次々とやってきました。バスロータリーの方にダンプカーが吸い込まれていきます。大量の雪を一気に降ろしています」(八木隆太郎 フィールドキャスター)
その周辺からは白い湯気のようなものが立ち上っている。
一体何が起きているのか、地下に潜入した。

「すごい! 巨大なプールのようなものが広がっています」(八木フィールドキャスター)
と、その時。
地上から大量の雪が落ちてきた。

ダンプカーが降ろしていた、あの雪だ。
「都心北融雪槽という、雪を溶かすための施設です。ダンプカー1台分の10トンの雪です」(札幌市雪対策室 後藤秀治さん)

雪を溶かすための巨大なプール。
幅23メートル、奥行き33メートル、深さは6メートルで、水温は40度ほどだ。
1日にダンプカー約290台分の処理が可能で、1998年から稼働している。

札幌市中心部になぜこんな施設があるのか。
「中心部に施設があると運搬距離が短くなり、排雪を効率的に行える」(札幌市雪対策室 後藤さん)
付近の冷暖房プラントの夜間の熱を利用している。
春には貯蔵した雪の冷気を、周辺のビルに冷房用に供給する。
夏は防火用水層にもなる。
大雪と共存する札幌を支える施設だ。