鶴岡市黒川地区に伝わる農民芸能・黒川能の「王祇祭(おうぎさい)」が行われ、500年以上受け継がれてきた幽玄の舞に来場客が酔いしれた。
国の指定重要無形民俗文化財「黒川能」は、鶴岡市黒川地区の春日神社の神事能として500年以上の歴史を持つ農民芸能。
中でも王祇祭は新年を祝う最も重要な祭典として知られている。
上座と下座でそれぞれ能や狂言が上演され、大勢の見物客が幽玄な世界に引き込まれていた。
このうち下座は、氏子の自宅「当屋」での上演となり、悪霊を鎮め新年の安穏と繁栄を祈る「大地踏」や、舞台を清め長寿を祝う神事の式三番(しきさんば)などの演目が披露された。
(兵庫から)
「普段、能の関係の仕事している。地元でしっかりと伝承していることがわかって面白い」
(庄内町から)
「想像できないくらい深い。これから図書館などに行って文献を見てみたい」
3月23日には、ことしの五穀豊穣を願う「祈年祭」が行われ、黒川能が春日神社へ奉納されることになっている。