衆議院選挙の各候補の思いが凝縮されている選挙戦の「第一声」についてAIを使って分析します。
岩手2区は、党の要職を務めるベテランと29歳の新人との一騎打ちとなっています。
県北と沿岸の23市町村にわたる本州で最も広い選挙区の岩手2区。
立候補しているのは届け出順に、国民民主党の新人・佐々木真琴氏(29)、自民党の前の議員・鈴木俊一氏(72)の2人です。
今回は、2人の第一声を「テキストマイニング」という手法で分析しました。
政策や選挙に関する言葉の数を集計して多く使われた言葉が大きく表示されています。
演説とあわせて一人ずつ見ていきます。
宮古市出身、国民民主党の新人・佐々木真琴氏(29)。
26歳で血液のがんを患った経験を持ち、2026年1月までの1年3カ月、宮古市議会議員を務めてきました。
国民・新 佐々木真琴氏
「29歳、そんな若い者に何ができるんだという人もきっといると思います。でもそうじゃなくて、私たち世代だからこそ伝えられることがあるし、私たちはこう思う、皆さんはどうですかと一緒に対話を重ねながら政治を進めていく、これこそが本来あるべき政治の姿なんだと思います」
4分45秒の第一声の中で8割に当たる3分54秒を費やしたのは「政治への思い」。
29歳の若者の視点から市民一人一人の声を国政に届けたいと語りました。
テキストマイニングで目立ったのは、「暮らし」「子育て」「国政」などの言葉。
宮古市議として活動する中で、市民の暮らしの中にある様々な問題が、人口流出につながっていることに気付いたとし、政治の力でそれを変えたいと訴えました。
国民・新 佐々木真琴氏
「皆さんは地域を出たくて出ているんじゃなくて、誰かに迷惑をかけないようにしたいとか、経済を理由にまたは子育てを理由にまたは医療を理由に、皆さん様々な理由で地域を離れる決断をしてしまう。皆さんから負託したいただいた思いを伝えていく、これこそが政策を作っていく、政治を運営していくもと・種になるんだと思っています」
山田町出身の前の議員・自民党の幹事長を務める鈴木俊一氏(72)。
23分30秒の第一声で約3分の1を費やしたのが「物価高対策」や「経済政策」。高市政権が掲げる「責任ある積極財政」の重要性を強調しました。
それに次ぐのが「岩手の課題」についてでした。
自民・前 鈴木俊一氏
「課題の第一は生活の安全保障。物価高に大変苦しめられている国民の皆さま方の生活をしっかり守っていくこと。実質賃金を安定的にプラスにする。責任ある積極財政の中で重要なことは強い経済をつくるということであります」
テキストマイニングでは「高市」「積極財政」という言葉のほか、「漁業者」など「第一次産業」に関する言葉が目立ちます。
秋サケなどの不漁で水産業が厳しい状況にある中、それへの対策や新たな取り組みへの支援に力を入れる決意を示しました。
自民・前 鈴木俊一 氏
「大変に漁業者の皆さん、水産加工業を始め多くの皆さま方が苦労されているところでございます。でき得る限りの対応をしてまいりたいと思います。トラウトサーモンこうしたものの海上養殖にも期待をしているところでありまして、しっかりとした応援をしてまいりたいと思います」
党の要職を務めるベテランに国政選挙初挑戦の新人が挑む岩手2区。
投票日は2月8日です。