衆議院選挙の各候補の思いが凝縮されている選挙戦の「第一声」をAIを使って分析します。
岩手1区は、県内最多5人の争いとなっています。

盛岡市、矢巾町、紫波町からなる岩手1区。
立候補しているのは、中道の前の議員と自民・共産・参政・無所属の新人のあわせて5人です。

それぞれの第一声を「テキストマイニング」という手法で分析しました。
政策や選挙に関する言葉の数を集計して多く使われた言葉が大きく表示されています。
演説とあわせて一人ずつ見ていきます。

盛岡市出身の前の議員・階猛氏(59)。
2007年から衆議院議員を務め、今回は中道改革連合から出馬し8期目を目指します。

中道・前 階猛氏
「様々な現場・地域で働いている人たちが、生きがいややりがい、そして家族の団らん、また地域の絆を感じられる世の中にしていきたい」

6分54秒の第一声の中で約4割にあたる時間を割いたのは「政治への思い」。
続いて「経済対策」「平和国家の構築」でした。

テキストマイニングで目立つのは「日本の財政」「信頼回復」のほか政治への思いに関する言葉です。
安心して過ごせる未来のため責任を果たすと訴えました。

中道・前 階猛氏
「政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の世代を考える。この言葉を肝に銘じてきました。持続可能な経済・金融・財政を取り戻し安心して過ごせる日本を残していきたいと思います。責任ある政治、皆さまに訴えてまいります」

東京都出身の自民党新人、2度目の挑戦となる米内紘正氏(38)。
米内光政元総理大臣のひ孫で県議を1期務めています。

自民・新 米内紘正氏
「今私たちがこの高市政権、この政策を推し進めなければ、地方はなかなかこれからも厳しい立場に置かれてしまう」

18分の第一声のうち約半分を「地方と東京の格差是正」に費やしました。
そして「選挙への思い」「岩手の将来」と続いてます。

テキストマイニングでは「重点支援地方交付金」や「積極財政」など高市政権が進める物価高対策のほか、「パイプ」といった与党議員の優位性をアピールする言葉が目立ちます。

自民・新 米内紘正氏
「日本は地方の集まりです。地方をないがしろにしては私は日本は沈没すると思っています。地域のために働かせてください。やりたいことはいっぱいあります。もどかしいんです。ひいおじいちゃん・米内光政が守ろうとした、先人たちが守ろうとした日本をよりよくしなければいけない」

紫波町出身、共産党の新人・吉田恭子氏(44)。
党県委員会の副委員長で、衆院選は6度目の挑戦です。

共産・新 吉田恭子氏
「自己都合のこの解散総選挙、戦後最短と言われています。こういう自分のことしか考えていない政治はこの選挙で変えなければならない。暮らしを守る政治への転換をこの総選挙で皆さんと力を合わせてなんとしても実現させてまいります」

9分7秒の第一声で最も時間を使ったのは「賃上げ・減税」でした。
次いで「他党批判」、そのほか「社会保障」や「脱原発」「平和外交」を訴えました。

テキストマイニングでは廃止を訴える「インボイス制度」、それに「減税」などの物価高対策に関する言葉が目立ちます。
地域住民の声を国政にまっすぐ届けると語りました。

共産・新 吉田恭子氏
「時給1500円、そして1700円。国の責任で中小企業にしっかりと支援をして最低賃金を引き上げる。このことを実現させる選挙にしていこうではありませんか」

宮古市出身、参政党の新人・佐々木大成氏(47)。
建設会社を経営していて選挙への立候補は初めてです。

参政・新 佐々木大成氏
「これ以上国力を低下させるわけにはいかないんです。だから失われた30年を、もうここで、この選挙で変えるターニングポイントにしていきたいと思っています」

佐々木氏は1分32秒の第一声に国政挑戦への思いを込めました。
最も時間を割いたのは「国政改革・企業団体献金」、日本の政治を変えると訴えました。

テキストマイニングでは失われた30年に終止符を打つという参政党が掲げる公約を訴える言葉のほか「民意」などの言葉が目立ちます。

参政・新 佐々木大成氏
「国家の運営システムがもう古くなって、そういった企業団体献金に代表されるような特定の組織を向いている政治のために、皆さまの大多数の国民の民意がゆがめられてきたと私は思っています。だから企業団体献金一切受け取っていない我々参政党が、真に国民の皆さまの民意を受け取って、ここ岩手から精一杯頑張っていく所存です」

盛岡市出身、無所属の新人・小笠原勇治氏(62)。
元消防職員で選挙への立候補は初めてです。

無・新 小笠原勇治氏
「自分が投票できない人を総理大臣にしていいのか。それが絶対民主主義にしてはおかしい、異常だと思う。日本の政治の無関心というのは自分が投票した人でない人が政策をしているからだと思います」

公示日、立候補を届け出た後、報道陣に語った11分9秒を分析しました。
最も時間を割いたのは国民が総理大臣を選ぶ新しい選挙制度の提案についてで、次いで独自の生活政策となりました。

テキストマイニングでは「大統領制」「企業団体献金」「国会議員」など今の政治のあり方を問うような言葉が目立ちます。

無・新 小笠原勇治氏
「今回裏金で騒いだけれども、献金と認められる間は献金じゃないよね。そうしたらそのお金は所得税?贈与税?税金かからないの?脱税にならないの?誰かが変えなきゃならない。それを言えるのが何かというとこの選挙です、特に衆議院」

8期目を目指す前の議員に新人4人が挑む岩手1区。
投票日は2月8日です。

岩手めんこいテレビ
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