地方の医療提供対策の確保が急務となっている。新潟県内でも経営の悪化から病院の再編が進められ、どのように医療を提供できるのか試行錯誤が続いている。
患者の負担軽減にも!“オンライン診療”デモンストレーション
医師:
お正月もありましたが、体調はいかがですか?
患者:
特に具合が悪いところはありませんでした。おかげさまで元気に過ごせています。
1月19日、新潟県十日町市で行われていたのは、テレビ会議システムを使って医師が患者をオンラインで診察する“オンライン診療”のデモンストレーション。
診療に使う機材は看護師が患者の自宅などに持参するほか、脈や血圧なども自宅で測れることから、患者の負担軽減にもつながるため県が導入を検討している。
県立松代病院の“無床診療所化”迫る 在宅医療の充実・強化へ
その背景にあるのが、26年4月に迫る県立松代病院の無床診療所化だ。
県は経営の悪化を受けて、松代病院の入院機能を県立十日町病院に集約する方針を決定。
その代わりに、導入を検討してきたのが、県立松代病院があるエリアでの在宅医療の充実・強化に向けた今回のオンライン診療だった。
「通院回数を減らせる」今後実用化に向け調整へ
オンライン診療をした医師は「電波がちょっと弱い感じもあったが、おおむねうまくつながって普通のテレビ電話的なことはできた。基本的には、対面の医療看護ケアは絶対必要」と話す。

医師からは「あくまでもオンライン診療は補完的な位置づけになる」との意見が聞かれた一方で、看護師からは「雪が降っている時に患者さんが診療所においでになる回数を減らしてあげたりできる」との意見も。
また、患者役を担った松之山自治振興会の中島健男さんは「先生のほうを向いてねとフォローしていただければ、パソコンの画面に慣れていない方も2、3回やれば慣れるのでは」と話した。
県は今後、オンライン診療の実用化に向けて調整を進めていく方針だ。
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