日本統治時代の台湾で教育に当たった志賀 哲太郎(しが・てつたろう)の出身地である益城町で、17日に生誕160周年を記念したシンポジウムが開かれました。
パネルディスカッションに登壇した、台湾にルーツを持つ俳優の朝井 大智さんに志賀 哲太郎を通じた日本と台湾の交流について聞きました。
益城町出身の志賀 哲太郎は、日本統治時代の台湾台中市大甲区で教育に当たりました。
26年間の教師生活での教え子は約1000人にのぼり、後に台湾発展の礎(いしずえ)となる人物も多く輩出したといわれています。
TKU制作のドキュメンタリードラマ『郷土の偉人シリーズ』33作目となる今回は、この志賀 哲太郎にスポットを当てます。
(1月17日/益城町文化会館)
この日は、志賀 哲太郎の生誕160周年記念シンポジウムが開かれました。益城町の西村 博則 町長と大甲区の顔金源(がんきんげん)区長、遺族の澤田 寛旨さん、そして、ゲストとして『郷土の偉人シリーズ 志賀 哲太郎』に出演している俳優の朝井 大智さんを迎え、パネルディスカッションが行われました。
【益城町 西村 博則 町長】
「志賀先生の地元の津森小学校と大甲國民小学校のオンライン交流を行っていますが、今回、ドキュメンタリードラマを制作していますので、それを教材として双方で視聴して、志賀先生の功績を共通話題にして交流していきたいと考えております」
【大甲区 顔金源 区長】
「今のように交通が便利でなかった時代、志賀先生は益城町から遠く海を渡って台湾に来られました。その精神は非常に貴重で、自ら行動して模範を示された。その功績と強い信念は誰もが敬意を表すべきものです」
志賀 哲太郎の妹の孫にあたる96歳の澤田 寛旨さんは、「教育現場で活用できるよう教材化の研究をしている。志賀哲太郎への理解を深めてほしい」と語りました。
【俳優 朝井 大智さん】
「大甲と益城が何かコラボレーションするのであれば、そういう商品開発であったり、何かここでしか買えない物を特産を使った物を作ってくれたら、みんな食いつくと思うし、それで益城を知ってもらえると思うし、たぶん志賀先生も天国で喜んでくださると思います」
朝井 大智さんは台湾にルーツを持ち、今回の郷土の偉人シリーズでは志賀 哲太郎の良き理解者である大甲公学校の初代校長、金子 政吉を演じます。
【俳優 朝井 大智さん】
「日本と台湾にルーツのある人間として一言で言うなのであれば『感謝』。その時代に生きていた日本の方が台湾で、志賀先生のような素晴らしい行動をされたことが、僕らは何十年後、いまだにそれの恩恵を受けているというか。『日本人って素晴らしいよね』と台湾で言われるのも、あの激動の時代に日本人としての『古き良き考え』というか、『古き良き』、僕たちのよく言う、そういうふうな行動をなされていた志賀先生に本当に感謝したいなと思いました。志賀先生のやられたことを理解して、周りに伝えていく。それが益城から熊本の人に、熊本の人が他県の人にとつながれば、益城の誇り、熊本の誇り、九州の誇りになるようなストーリーなので、例えば、台湾に行った時に『私、志賀先生の故郷の生まれだよ』と自信を持って言ってもらえるようなレベルまでなれば、それがたぶん日台交流につながっていくと思います」
TKU制作のドキュメンタリードラマ 郷土の偉人シリーズ『台湾・大甲の聖人 志賀哲太郎~生徒たちの明日を照らして~』はフジテレビ系九州7局で1月25日(日)午後4時5分放送です。
【志賀 哲太郎 役/竹財 輝之助さん】
「熊本と台湾を結ぶ偉人です。『志賀哲太郎』、ぜひご覧ください」このあとはお天気、林田さんです。