2月の白河だるま市を前に福島県白河市の工房では、作業が最盛期を迎えている。そこに重なった解散総選挙。例年以上に職人たちの手が休まることはないようだ。
一筆一筆、筆を入れる繊細な絵付け作業。だるま作りの最盛期を迎えているのは、約300年続く白河だるま総本舗。例年この時期は2月11日の「白河だるま市」に向け作業のピークを迎えるが、今年、忙しさに拍車をかけているのが、解散から投票日まで戦後最短の16日となった衆議院選挙だ。
白河だるま総本舗14代目の渡邊高章さんは「(選挙だるま注文の)徐々に数が増えてきて今週が発注と言いますか、問合せのピークになるかと思ってますね。数少ない大きなだるまを準備することになりますので、ひと手間ふた手間かかってしまうのが現実にありますね」と話す。
眉毛は鶴、ヒゲはカメ、そして松竹梅も描かれている縁起の良さから選挙用のだるまとしても人気がある白河だるま。解散風が強まった前週頃から問合せが増加したという。
渡邊さんは「だるま市前だろうが後だろうが、選挙ってところでだるま使っていただけるっていうのは、だるま業としてはありがたいというところになります」という。
翌週には顔の筆入れ作業も本格的に始まり、繁忙期はまだまだ続く。