インド南部にあるケララ州、山陰との経済交流拡大に向けた第一歩となるのでしょうか?
インドの大手スパイスメーカーが山陰への工場進出を検討、建設候補地の視察のため、島根・鳥取両県を訪れました。

1月15日、米子空港に到着したのは、インドの大手スパイスメーカー「シンタイト」のヴィジュ・ジェイコブ社長。
山陰への新工場建設を検討していて、建設候補地を視察するのが目的です。

ヴィジュ社長は、インド南部・ケララ州で日本との経済交流を進める「INJACK=印日商工会議所ケララ」の会長を務める実業家です。
2025年10月に現地で、中海・宍道湖・大山圏域との経済交流に関する覚書を結び、その際に、自身が経営するスパイスメーカー「シンタイト」の工場を山陰に建設する意向を示していました。
「シンタイト」は、香辛料などから得られる天然抽出エキスを製造・販売、世界でのシェアは35%以上、年間売上高約800億円、スパイスメーカーではインド国内最大手です。

中海・宍道湖・大山ブロック経済協議会 田部長右衛門会長:
これが7万平方メートル。

ヴィジュ社長は15日から4日間、山陰に滞在。
松江、米子、境港の建設候補地5か所を視察しました。

シンタイト ヴィジュ・ジェイコブ社長:
市内からの距離は?

米子市・伊木市長:
20分くらいのエリアに十分アパートはあります。

米子市では、伊木市長自ら視察に同行。
ようやく実現した具体的な経済交流の第一歩に期待します。
シンタイトの担当者は、工場から出る騒音や臭いなどが近隣に影響を与えないか、原料や製品の輸送ルートとなる港や空港、高速道路など交通インフラとの位置関係などを確認しました。

シンタイト ヴィジュ・ジェイコブ社長:
いま一番イメージができたのはここの土地なので、最終的にここになる可能性が一番高い。田部会長ともちゃんと相談して、お互い利益のあるような形に整えていくというのを考えている。

ヴィジュ社長は視察の結果を踏まえ、6か月以内をめどに候補地を絞り、進出に向けた社内手続きを進める考えを示しました。

中海・宍道湖・大山ブロック経済協議会 田部長右衛門会長:
非常に手応えもあるし、それぞれの土地でメリットデメリットがあると思う。その辺は先方に精査していただいて、それに合わせて僕らは準備をしていく。

このあと、ヴィジュ社長は雲南市の酒造会社を訪問。
日本酒のインドへの輸出についても、実現に向け調整を進めることになりました。

実現すれば雇用拡大、輸出産業の育成など大きな経済効果が見込まれるインドとの交流。
山陰への工場進出に向け、今後、具体的な道筋が描けるのかが焦点となります。

TSKさんいん中央テレビ
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