投開票まであと20日足らず、事実上の選挙戦がスタートした20日、各党の党首たちが2月8日の衆院選投開票日に向け一斉に動き出しました。
高市首相は19日、「高市早苗が内閣総理大臣でいいのかどうか、そうでなければ野田総理か斉藤総理か別の方か…」と述べ、“首相を選ぶ選挙だ”と訴えましたが、ここにきて“消費税減税”が選挙戦の注目点に急浮上しています。
高市首相(19日):
1月23日に衆議院を解散する決断を致しました。私自身も内閣総理大臣としての進退をかけます。高市早苗に国家経営を託していただけるのか。
根幹の政策を大転換し、“責任ある積極財政”や“新しい連立の枠組み”について信を問うことを解散の理由に挙げた高市首相。
20日は音楽団体の新年会に出席し、石破前首相らと一緒に鏡開きを行いました。
この新年会に先立ち20日の午前中、高市首相の姿は自民党本部に。
麻生副総裁らが出席する幹部会合で「短期決戦になるが、“党一丸”となって勝利を収めたい」と決意を述べたといいます。
連立与党として初めての総選挙に臨む日本維新の会の吉村代表は「今回の選挙は、高市連立政権に対してマルかバツか、その信を問う解散だと思います」と述べました。
ただ、一部の選挙区で自民党と競合する候補者を擁立することについて、吉村代表は「自民党の中でも高市首相の言う政治主張に反対を明言される方もいらっしゃいます。日本維新の会の方が、僕は議員として高市政権の後押しができるように、そういう集団として訴えていきたい」と語りました。
一方、与党に挑む中道改革連合は20日、選挙用のポスターを発表しました。
新党のイメージカラーの青をバックに「生活者ファースト」の大きな文字が。
2つあるポスターのうちの1つには、共同代表への就任が予定されている野田・斉藤両氏が並んで、上を見上げ笑みを浮かべています。
立憲民主党・渡辺広報委員長:
大きな空で、中道という旗のもとにたくさんの皆さんが集まって、(構図は)この両代表の視界の先には未来・将来があるという位置づけ。
20日朝、立憲民主党・野田代表は高市首相の解散会見について、「信を問うていきたいと言うならば、もっと早く国会を早めに開いてね、そして冒頭解散それこそすれば、もう十分に予算成立できたはず、年度内に。政治と金の問題についても触れない、でも総理大臣は高市さんにしてください、これはちょっと理解できないな」と述べました。
そして、与党と中道、どちらとも距離を置く姿勢を示しているのが国民民主党の玉木代表です。
国民民主党・玉木代表:
来年度の予算案について、年度内の早期に成立させると、その約束が結果として果たされない形、果たされないタイミングでの解散になってしまったことは正直残念。
急転直下の解散で各党が準備に追われる中、真冬の選挙戦のテーマに浮かび上がってきたのが消費税の減税です。
高市首相:
現在、軽減税率が適用されている飲食料品については、2年間に限り消費税の対象としないこと。今後設置される国民会議において、財源やスケジュールのあり方など実現に向けた検討を加速します。
19日の会見で高市首相が「悲願」と強調していた食料品の消費税率2年間ゼロに向けた議論の加速。
立憲民主党・野田代表:
レジの準備などがあって間に合わないとか。なんで今回、急きょその気になったのか。
主要政党の多くが消費税の減税を掲げているため、“選挙の争点潰し”とする声が一部から上がる一方で、減税が実現した場合、財政面の不安が強まり円安などに拍車がかかる恐れも指摘されています。
こうした現状に気をもんでいるのは、都内のイタリア料理店です。
サラダにパスタ、リゾットのお米まで、食材のほとんどがイタリアからの輸入食材のため円安の影響を受けているといいます。
TRATTORIA LIBRO・森角隆幸オーナーは「去年からの値上げはずっと続いています。(去年から)1.5倍くらいになっているものもありますね。(円安が)この先どうなるのかなと思っています」と話しました。
この先も値上げせずに行きたいといいますが、消費税減税の影響で円安に拍車がかかれば、店の経営が苦しくなる恐れが。
国民の様々な声をどう政策に取り込むのか。
今後出される各党公約に注目です。