大相撲初場所は9日目。きのう敗れた津幡町出身の横綱・大の里は小結・若元春との一番に臨みました。
きのうは一方的な相撲で敗れてしまった大の里。9日目のきょうは、大の里が対戦成績4連勝中と相性が良い若元春です。
立ち合いもろ手で当たるもいつもの圧力がなかった大の里。なすすべなく若元春に寄り切られ2連敗、3敗目を喫しました。
10日目は前頭4枚目、熱海富士です。
ここからは金沢市出身の元十両・高立さんとお伝えしていきます。
きょうは大の里は敗れ、2連敗です。きょうの相撲を見ていかがですか?
高立さん:
「序盤戦はいい調子に思えたんですけど、中盤戦に入ってちょっと上半身と下半身がバラバラになってきたのかなという風に思っていました。やはり左肩が痛いのかなという風に見えますね。」
高立さんにはきのうの伯桜鵬改め伯乃富士との一番を解説していただきます。というのも実はきのうは天皇・皇后両陛下、そして愛子さまが観戦されたいわゆる天覧相撲だったんですが天覧相撲の日は会場の雰囲気だったり関取衆の様子だったり普段とは何か違いはあるのでしょうか。
高立さん:
「本当に独特の雰囲気だなというのと、いつも以上に見られている感がすごいんじゃないかなという感じですね。」
天覧相撲は2020年の初場所以来、6年ぶりで令和に入ってからは2回目なんです。そんな大一番の相手は前頭3枚目の伯乃富士。2人の対戦成績を見ますと2勝2敗の五分。大の里は2度金星を供給してしまっています。では、きょうはどうだったのか。見ていきましょう!
幕内の取組の途中から両国国技館に入られた天皇、皇后両陛下と愛子さま。大の里が土俵に上がる結びの一番を見守られます。大の里はここまで危ない取組もあったものの1敗をキープ。対する伯乃富士は大の里から2度金星を挙げています。
立ち合いから圧倒された大の里。何も出来ず伯乃富士にそのまま押し出され痛い2敗目です。
なんと、この一番も含め横綱・大関はこの日全敗。こんなこともあるんですね。
では高立さんにこの一番を解説してもらいます。その名も「勝負のカギ!」。高立さんが大の里、私が伯乃富士です。ではお願いします。
高立さんは、「大の里が立ち、ちょっと馬力を伝えず立っちゃいましたね。逆に伯乃富士は角度が良かった。下から大の里の左肩、使えない左肩の方をしっかり手がかかっていました。」と指摘。
高立さん:
「そのままグッと押された瞬間に大の里が一瞬痛いという違和感な顔をしました。そのまま力が出せずに押し出されたという形になります。」
ではそのほかの郷土力士の結果も見ていきましょう。
津幡町出身の平幕・欧勝海は朝紅龍を寄り切って7勝目。
七尾市出身の十両・輝は西ノ龍に上手投げで敗れ6敗目を喫しました。
金沢市出身の幕下・炎鵬は豪ノ湖を下手投げで下し5連勝。このまま全勝を守れば2023年5月以来の関取復帰が確実となります。
では、ここで初場所も折り返したということで優勝争いを見てみましょう。ここまで1敗の霧島を欧勝海や大関・安青錦など2敗の6人が追いかけ大の里は3敗と優勝が遠のきました。残るは6番ですが大の里の状態が心配ですね。
高立さん:
「大きい怪我につながらないように、これ以上痛めないように対策を練ってほしいなと思っているのと、休むのも勇気。」
八木かなえさん:
「頑張りたい気持ちはあるんですけど、そこに体がついてこないという時はやっぱりメンタル面も崩れがちになってしまうので、ちょっと心配」
大の里は…
「もう一回しっかりと体と気持ちを作って6日間、やりきるしかないかなと思います。目の前の一番一番一日一日が大事になってくると思うので、まずは気持ちと体を作るだけなのでそこだけしっかり作って、またあした以降やっていきます。ここまできたらもう気持ちだと思うのでしっかり(気持ちを)作っていきます。」
と、答えていた。