宮崎県の特別養護老人ホーム「豊望園」で、懐かしの名曲を楽しむイベント「ロマンディスコ」が九州で初めて開催された。山梨県出身の介護士DJが企画したこの試みは、音楽を通じて高齢者の心身の健康維持を図るものだ。入所者や地域住民ら約120人が参加し、会場はダンスホールのような熱気に包まれた。

特養がダンスホールに

「ロマンディスコ、スタートです!」

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都城市の特別養護老人ホーム「豊望園」のホールに、高らかな宣言とともに懐かしのヒットソングが響き渡った。

オカファーエニス豪アナウンサー:
懐かしの名曲に合わせて皆さん大盛り上がりを見せています。

「ロマンディスコ」と銘打たれたこのイベントには、施設の入所者や職員、近隣住民など約120人が集まった。

ミラーボールを彷彿とさせる光の演出の中、アバ 「ダンシング・クイーン」、マイケルジャクソン「今夜はビート・イット」、ボン・ジョヴィ「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」、西城秀樹「ヤングマン」、キャンディーズ「年下の男の子」など、かつて大流行した名曲20曲が次々と流れると、参加者たちは音楽に合わせて一斉に体を動かす。

普段は静かな特別養護老人ホームが、この日ばかりは活気あふれるライブ会場のような雰囲気に一変した。

介護士DJの新たな挑戦

企画したのは山梨県出身のDJで介護士の「DJ GEN」さん。

全国各地の高齢者施設を回り、ロマンディスコを開催。音楽体験を通じた支援活動を続けている。

音楽には身体的なリハビリテーションだけでなく、精神面でのケア、いわゆる「心のリハビリ」にも大きな効果があるという。

音楽体験は気分の改善や筋力維持など心身に良い影響を与え、懐かしい曲を聴くことで認知症の予防も期待できる。

96歳も踊る福祉の未来

イベント中、DJGENさんが「苦手な職員を思い浮かべてパンチ」と冗談を交えて動作を促すと、会場には大きな笑い声が上がった。

参加者:良かった。毎年来てほしい。若い時にダンスをしていた。

参加者:
天国に行くような感じ。このままいきたい。96歳。まもなく97歳になる。これでまた長生きしちゃう。困っちゃう。

DJ GENさん:
カラオケやボッチャなどのレクリエーションが多かったが、時代が変わってきて、その変化に介護士側が対応していく。選択肢を増やしたい。それが全国に広がると嬉しい。

特別養護老人ホーム「豊望園」では、「今後もDJ GENさんと協力し、福祉の世界を明るくしたい」としている。

(テレビ宮崎)

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