農林水産省などが全国の農山漁村の地域活性化への優れた取り組みを称える表彰事業「ディスカバー農山漁村の宝(むらのたから)」で、鳥取県琴浦町の大山乳業が優秀賞に選ばれました。
「ディスカバー農山漁村の宝(むらのたから)」は、「強い農林水産業」、「美しく活力のある農山漁村」の実現のため、地域資源を生かした活性化や所得向上に取り組んでいる優良事例を農林水産省と内閣官房が選定し、全国に発信しています。
12回目を迎えた2025年度の選定の結果、全国454件の中からグランプリに次ぐ優秀賞に選ばれたのが、鳥取県琴浦町の大山乳業の「バイオ炭」を活用した酪農家支援の取り組みです。
酪農現場では、飼料となる作物の堆肥に水分調整のため混ぜる「おが粉(おがくず)」の調達が価格高騰により難しくなっていて、それを補うために下水汚泥から生成される「バイオ炭」の有効活用が進められています。
大山乳業は、家畜ふん尿に「バイオ炭」を混ぜた堆肥を牧草地に撒くことで、資材コストを削減しつつ、飼料用作物の収量の安定化を実現したということです。
さらに堆肥中のバイオ炭が土壌に炭素を蓄えることで、年間100トンを超えるCO2排出削減が見込まれるとしています。
大山乳業は、今回の表彰を通じて「地域の酪農家とともに温室効果ガス削減などに積極的に取り組むことで、持続可能な酪農の実現を目指していきたい」と話しています。