静岡県は1月15日、2026年春のスギ花粉予報を発表した。花粉の発生量は平年の1.9倍となる見通しとなっている。

雄花の着花状況を目視で調査

静岡県農林技術研究所 森林・林業研究センターは2025年11月13日から12月1日のうち6日間、県内30カ所のスギ林で花粉に関する調査を実施した。

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対象となったスギ林では、それぞれスギの木を無作為に40本抽出した上で、双眼鏡により花粉の発生源となる雄花の着花状況を観察し、≪雄花が樹冠の全面に密についている≫≪雄花が樹冠のほぼ全面についている≫≪雄花が樹冠にまばらに、または樹冠の限られた部分についている≫≪雄花が観察されない≫の4段階による評価が行われる。

なお、調査は判定の個人差を抑えるため、複数人によって実施された。

発生量は平年の1.9倍

県によれば、調査対象となった木のうち98%で雄花が確認され、そのうち78%の木の樹冠のほぼ全面に雄花がついていることが判明している。

この結果、雄花の着花指数は過去10年で最多となり、着花指数は実際の花粉生産量と強い相関があることがわかっていることから、2026年春のスギ花粉発生量は平年の1.9倍と見込まれている。

平年と比較して雄花の着花指数が高いことについて、県は昨夏の猛暑による影響があると分析していて、調査地点別に見た平年比は下田市箕作が2.1倍、南伊豆町一條が2.0倍、裾野市日向が1.6倍、御殿場市神山が2.1倍、富士宮市麓が1.5倍、静岡市葵区富厚里が2.6倍、静岡市葵区湯ノ島が1.9倍、静岡市葵区平野が1.5倍、島田市福用が2.3倍、藤枝市本郷が2.1倍、島田市川根町家山が2.2倍、川根本町元藤川が1.6倍、森町鍛冶島が1.9倍、掛川市東山が3.2倍、浜松市浜名区引佐町東久留米木が1.8倍、浜松市天竜区神沢が1.5倍、浜松市天竜区水窪町奥領家が1.7倍、浜松市天竜区佐久間町大井が1.6倍、浜松市天竜区春野町川上が1.2倍、浜松市天竜区渡ヶ島が1.9倍、河津町大鍋が1.8倍、伊豆市瓜生野が1.9倍、富士宮市内房が1.6倍、静岡市葵区奈良間が1.9倍、島田市伊久美が1.3倍、川根本町下長尾が2.5倍、森町三倉が1.4倍、浜松市浜名区引佐町渋川が2.1倍、浜松市天竜区横山町が1.5倍、浜松市天竜区春野町宮川が2.6倍と、いずれも平年値を上回った。

1月から2月にかけての気温に影響されるものの、花粉は2月中旬から本格的な飛散が始まる見通しとなっている。

(テレビ静岡)

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