横浜市の幹部職員15日に記者会見を行い、市長による不適切な言動について告発した。
なぜ異例の告発を行ったのか?
パワハラと疑われる行為は一期目の途中から
横浜市・久保田淳人事部長:
「お前裏切ったらこれだぞ」と市長室で、ある事案について対応状況を報告した際に、「俺との会話を録音したら許さない」と3回ぐらい襲撃ポーズされた。

15日、記者会見で横浜市の山中竹春市長から威圧的な言動を受けたと明かしたのは、横浜市の人事部長・久保田淳氏。
異例の実名、顔を出す形で現役幹部職員が、なぜ市長を告発したのか。

山中市長(2021年):
新しい横浜を、私 山中竹春と一緒に作りましょう!
2021年の市長選で初当選した山中市長。当時の菅首相のお膝元で、与党が全面的に支援した候補を破ったことで注目された。

2025年夏の選挙でも2位以下に大差をつけ、続投を決めたばかりだ。
久保田氏によると、市職員などに対する山中市長からのパワハラと疑われる行為は、一期目の途中からあったという。

横浜市・久保田淳人事部長:
(二期目を迎え)市会議員や職員との関係性も安定してくるかなということで改善を期待したんですけれど、残念ながらちょっと悪化しておりまして、看過することができない水準に達しているというふうに私は考えております。

横浜市・久保田淳人事部長:
外務省の方が視察に来るということで事前報告をした際に「なんでそんな大切なことをもっと早く言わないんだよ」ということで怒鳴られまして、パンと机を叩いて(書類を)投げられた。

さらに、休日や労働時間外に頻繁に業務に関する連絡が来るなど、労働基準法違反が疑われる行為もあったと指摘する。
また、山中市長は前副市長に対しても…。

横浜市・久保田淳人事部長:
「ポンコツ」「ダチョウ」ということを、代名詞としてダチョウを使うんですよ。「あのダチョウがさ」とか「あのダチョウのマネジメントが悪いんだよ」とか。けなすときは「あいつポンコツだから」とか「〇〇はバカだから、こんなことしてんだよ」と言っていた。
さらに市の職員だけでなく、横浜市議に対しても外見を揶揄する不適切な言動があったという。

横浜市・久保田淳人事部長:
自民党の横山正人元議長に対する暴言。「なんで来てんだよ、あのデブ」と「二頭身かよ、気持ちわり、死ねよ。あ、言っちゃった、心の声が」というような発言があった。

久保田氏によると、兵庫県の斎藤知事にパワハラ疑惑が報じられた際には、山中市長の言動が一時沈静化。
山中市長のものだとする音声公開
しかし、その裏では こんな発言をしていたとして、山中市長のものだとする音声を公開した。

(山中市長とされる音声):
今までだったら俺が電話して「ふざけんなよ」って言いたかったけど、今言えないじゃない、どうすればいい?「市長怒ってます」ってことを、飛ばされるかもしれないっていうような恐怖を与える人事部からの何らかのジャブ与えられない?
久保田氏は、山中市長の政治家としての手腕を評価しているとも話すが、今回異例の告発を行った理由の一つをこう説明した。

横浜市・久保田淳人事部長:
大切な部下たちが、いろんな事情を抱えながら、みんな必死で働いて市民のためにと思ってやってくれる方たちに影響が出てきちゃったわけですよね。そういうことが生じてしまったので、これはやらないといけない。
久保田氏の告発について、山中市長は11日にホームページ上で疑惑を否定した。

山中市長 公式HPより(1月11日公開):
今回 、事実関係として私として承知していない、また認識のない発言を一方的に公表されたことは極めて残念です。まず、外見や容姿について中傷するようなことはありません。
(「イット!」1月15日放送より)
