給食を配膳する作業で子どもたちが共有する白衣を着用して、それぞれが家に持ち帰って洗濯する。それを止め、それぞれ自由なデザインのエプロンをつけるようにした小学校がある。
その背景には、他人の“におい”で気分が悪くなったり、学校に行けなくなる子がいるという“香害”があった。
「着るものの共用は時代に合っていないのでは」
取材班が訪れたのは、福井市にある日之出小学校。
給食を配膳する作業で気になる点があった。

記者リポート:
子どもたちは白衣ではなく、それぞれ自由なデザインのエプロンをつけています。

こちらの学校ではこれまで、白衣を共有して使い、毎週、当番が交代するタイミングで家に持ち帰って洗濯。また次の当番が使うという流れだった。
しかし…。
福井市・日之出小学校 岩佐直美校長:
去年4月から個人でエプロンを持ってくるようにしました。他人の“におい”で気分が悪くなったり、学校に行けなくなる子がいると聞いたので。

福井市は2024年7月、「におい」問題への配慮から、学校ごとの判断に基づき、個人エプロンの使用を認めると各学校に通知した。

福井市保健給食課・酒井菜摘栄養士:
“香害”=香りの害で体調不良を訴えたり、アフターコロナになっても、着るものの共用は時代に合っていないのではないかと。
児童数が県内最多の森田小学校も、保護者に対し、次のように通知したという。

(保護者への通知)
各家庭の洗剤・柔軟剤等の“におい”などを起因とする健康被害への懸念や、白衣を共用することへの不安の声が寄せられています。
森田小学校では、新年度から個人エプロンに変更することを決定。
専門家「当然の方向」
こうした 脱・共用白衣の動きについて、都内の小学校に子ども通わせる親は、どう感じるのか?
都内の小学校に子どもを通わせる親たちも、白衣の洗濯には気をつかっていた。
小6の子を育てる40代:
家で使っている柔軟剤を使わない方がいいのかなと思ったことある。
小1と小6の子を育てる30代:
柔軟剤とか強いのは使わないようにしている。いろんな香りを使われてる方いらっしゃるので。
脱・共用白衣の動きについて教育評論家の尾木直樹さんは、こう見ている。

教育評論家・尾木直樹氏:
時代の流れというか、当然の方向だと思う。においに敏感な子どもたちもいますし、健康被害っていうのをどう防いでいくかっていうのは、教育的に大きなテーマでもあると思います。
(「イット!」3月3日放送より)
