福岡県内の音楽スタジオで、有料で貸し出した高級ギターアンプが返却されず、連絡が取れなくなる事案が相次いでいることが分かった。防犯カメラに映る“茶髪の男”は、大阪や千葉でも同様の犯行を繰り返していたとみられている。
狙いは高額『マーシャル』のアンプ
福岡市内の音楽スタジオ『サウンドブギー』。防犯カメラに映る“茶髪の男”が、今、福岡の音楽スタジオ業界を騒がせている“借りパク男”だ。

騒動の発端は、音響機器の貸し出しについての問い合わせ。「1月8日に店頭に取りに来て、9日午後8時に返却予定だった」と話すのは、『サウンドブギー』スタジオ担当の百留孝明さん。

男が希望した機器は、30万円以上するイギリスの高級ギターアンプメーカー『マーシャル』の製品だった。店側は、1泊2日、1万円で貸し出すことを決めたという。

そして、貸し出し当日の1月8日、男はスタジオに現れ、アンプを借り出すための手続きを行った。身分証としてマイナンバーカードを提示し、代金を支払い、店を後にしたという。

その時の男の様子について、応対した百留さんは、「バンドでもやっているかのような風貌。監視カメラを意識して、おどおどしている感じだった」と話す。

しかし、返却日になっても男は姿を見せず。その後、男とは音信不通になった。
“ヤフオク”に出品中のアンプ発見
男にアンプを貸し出してから4日後、百留さんは、驚きの情報を掴む。「転売されて、ヤフーオークションに流れていました」。

実際のオークション画面を見ると、貸し出したアンプは、なんとネットオークションで14万3000円の値段がついていたのだ。

店側は、すぐに警察に相談。テレビ西日本の記者が調べたところ、この男によるとみられるアンプの“借りパク”被害は、福岡県内だけでなく、千葉県や大阪市でも確認された。

現在、被害にあった音楽スタジオは、それぞれ警察に相談している。
(テレビ西日本)
