海と山に囲まれた自然豊かな岩手県普代村に、2025年にオープンした「Cafe AWAI(あわい)」。空き店舗を改装したこのカフェは、Wi-Fiも整備され食事のほか仕事のスペースとしても利用できます。

店主の藤本健司さんは「『あわい』というのは『間(あいだ)』という意味。僕も4月から移住していて、村の外の自分と村の人とか、ここは空き店舗を活用しているので、今までとこれからとか、交流できる場をつくりたい」と話します。

地元のキラウミ海水浴場にちなんで命名したという「きら海カレー」は、ブランドポーク「南部福来豚」を使ったピリ辛カレー。
福来豚のバラ軟骨がカレーに溶け込み、コクがあってトロトロの仕上がりです。トッピングのフライは魚と肉を日替わりで楽しめます。

千葉県出身の藤本さんは、千葉大学教育学部を卒業後、学生時代から興味を持っていた青年海外協力隊に参加し、アフリカ・ケニアで子どもたちの教育や職業訓練を行う施設で活動してきました。
帰国後は「地域おこし協力隊」に入隊し、2025年から普代村での活動を開始しました。

藤本さんは「(普代村は)小さな村だからこそできる事や可能性がすごく大きいと思ったのがポイントでした」と話します。

飲食業が初めての藤本さんを支えるのは、東京の有名料亭で料理長を務めた普代村出身の上神田梅雄さんと弟子の原さやかさん。料理で地域を盛り上げようと二人も村の地域おこし協力隊員となりました。

上神田さんは「52年、郷里の人たちにご無沙汰しているので、ぜひ今まで習わせてもらったものを生かして、地元の人たちに喜んでもらったら、こんな幸せなことはないなと思って戻ってきた」と語ります。

洋野町産の短角牛の牛すじ肉を、5時間煮込んでやわらかく仕上げた「牛すじ丼」は、干しシイタケのだしで上品なすき焼き風に仕上げた一品。
コラーゲンたっぷりの牛すじ肉はとろけるおいしさで、うまみがしみ込んだ豆腐やしらたきもご飯にぴったりです。

また、昆布うどんは、普代特産のコンブ、シイタケ、煮干しでとっただしがうどんの風味を引き立てます。上神田さんがつくる料亭の味を堪能できる一杯です。
「来た人たちと僕らや村の方々との接点や交流が増えていくのが一番大事なところ、店の名前が『あわい』なので、その間としての役割を果たせるようになっていくのがすごく大事なことと思っている」と意気込む藤本さん。

一流の技と地域の魅力が融合した『Cafe AWAI』、普代村の新しい交流の場として注目されています

岩手めんこいテレビ
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