全国高校サッカー選手権で優勝し、インターハイとあわせて夏冬2冠を達成した神村学園男子サッカー部が1月13日、鹿児島空港に凱旋した。多くの人で混雑する到着ロビーには、選手たちの活躍を祝おうと大勢の人が詰めかけていた。
国立競技場での優勝を鹿児島へ持ち帰る
「6万人の観客が入る大会と言われていましたけど、そういう中で子供たちが躍動して、素晴らしい景色を見せてくれたと思っています」と語るのは、神村学園男子サッカー部の有村圭一郎監督だ。
1月12日、全国高校サッカー選手権で初優勝を果たした神村学園は、2025年夏のインターハイ制覇に続き、史上6校目となる夏冬2冠という快挙を成し遂げた。選手たちは凱旋帰郷の際、多くの人たちからの拍手や感謝の声に迎えられ、疲れを感じさせない笑顔で応じていた。
キャプテンの6年間に結実した優勝
中野陽斗キャプテンは「自分が6年間やってきた意味はありましたし、今日鹿児島空港に着いた時にたくさんの人が応援に駆けつけてくれました。たくさんの人に応援されて支えられてきたので、こうやって結果で恩返しできてうれしく思います」と喜びを語った。
神村学園は攻撃力が注目されがちだが、5試合でわずか2失点という鉄壁の守備も見せた。中野キャプテンは「この1年間リーグ戦を通しても、ディフェンスは失点を少なくすることを意識してやっていたので、そこはチーム全員の取り組みがあったからこそ結果につながったと思います」と振り返る。
得点王に輝いた日高選手の貢献
大会で優勝だけでなく得点王も獲得した日高元選手は「まずは自分だけでは達成できなかったことなので、チームメイトに感謝したいと思います」と謙虚に語った。
準決勝、決勝とチームに勢いをつける得点を奪った日高選手。その決定力はどのように磨いてきたのか。「練習終わりに自主練習をする時間があるんですけど、いろんな形でシュートを打ってクロスも上げてもらって、とにかくシュートの本数を打っていました」と日々の努力を明かした。

優れた立ち居振る舞いの秘訣
大会を通じて選手たちの立ち居振る舞いが素晴らしいとの印象を受けたことについて、有村監督は「先代の理事長、神村勲先生が人柄教育を教育理念に掲げておりまして、私たちもそれを元に立ち居振る舞い、礼儀作法を重んじながら、サッカーに取り入れてやってきました。その結果がピッチでの立ち振る舞いに繋がっていると思います」と説明した。

プロを目指す若者たちの夢
プロへの内定が決まっている中野選手は「自分らしさを貫きたいと思いますし、それ以前にやっぱり夢をもらった立場なので、次は夢を与えられるようにもっと努力して頑張りたいと思います」と将来への抱負を語った。

同じくプロの舞台を目指す日高選手は「まずはJリーグで活躍して海外でも通用するような選手になって、日本を代表するような選手になりたいです」と高い志を持っている。
神村学園サッカー部OBの一人は「僕たちが当時目指していた全国優勝を後輩たちがかなえてくれて、誇らしい気持ちと有村先生の夢がかなって、僕たちOBもうれしい気持ちです」と語り、先輩たちも後輩の活躍を心から喜んでいる。
鹿児島の強いサッカーを取り戻すという意気込みを持ち続けてきた神村学園。その想いは、国立競技場での優勝という形で見事に結実した。
(動画で見る▶【中継映像】「夏冬2冠達成」神村学園が見せた“礼儀と勝負強さ” 国立でつかんだ日本一の景色)
