沖縄戦の戦没者遺骨や遺族を探すボランティアとその活動に参加する高校生が、平和の大切さを特別授業で中学生に伝えました。

特別授業は琉大付属中学校の2年生を対象に開かれ、20年以上に渡って遺骨収集を行っている浜田哲二さんと律子さん夫妻と、2人のチームに2025年から加わって活動する琉大付属中出身で那覇高校2年の比嘉ゆめのさんが講師を務めました。

比嘉さんは戦後80年となった2025年、沖縄戦で廃校となった旧制私立開南中学校の慰霊祭に参加し、遺骨や遺留品を返したいという思いからDNA鑑定の実施を遺族に呼びかけた活動を紹介しました。

那覇高校2年 比嘉ゆめのさん:
知識や経験が増えるだけじゃなくて、県外や世界の人に沖縄の良さとかを発信していける鍵になると思う

また、授業では戦場だった場所から掘り出した遺留品や遺骨が発見されたときの状況を浜田さんが説明しました。

遺骨収集ボランティア 浜田哲二さん:
人間の遺骨が真っ黒になって炭になって出てくることがある。それを見た時は足が震えた

遺留品を目の当たりにした生徒たちは、戦争が遠い過去の歴史ではなく、多くの尊い命が奪われた悲惨なものであることを感じていました。

琉球大学教育学部附属中学校 中村颯恭さん:
(遺留品が)今も埋もれていると思うと、すごく悲しく感じます

琉球大学教育学部附属中学校 仲西さくらさん:
物にもエピソードがあって、悲しさが交わっているのが心に来て。見るのもきつかったんですけど、あることを実感できた

琉球大学教育学部附属中学校 澤岻由実さん:
先輩の姿を見て、ちゃんと行動に起こしている人が身近にいることに驚きました

特別授業は沖縄戦をさらに若い世代へと語り継いでいく時間となりました。

沖縄テレビ
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