新たな市長、そして副市長とともに再スタートを切った静岡県伊東市ですが、気になるのは田久保前市長をめぐる捜査の行方。そのカギを握る前市長の代理人を直撃しました。
12月9日、テレビ静岡の取材に応じた福島正洋 弁護士。
学歴詐称問題が取り沙汰されている田久保眞紀・前伊東市長の代理人を務めています。
田久保さんの学歴をめぐっては市の広報誌に東洋大学法学部卒業と記載されていましたが、卒業は”本人の勘違い”で実は除籍だったことが判明。
伊東市議会・青木敬博 副議長:
「卒業証書です」と出して、パって開いてテーブル挟んでいるから身を乗り出したらパッと閉じられた
伊東市・田久保眞紀 市長(当時):
チラ見せといった事実はなく、私としてはこうやって手で提示し約19.2秒ほど見てもらったと記憶している
田久保氏はなぜか卒業していない大学の卒業証書を持っていて、一度は議長や副議長に見せたものの提出は拒否。
市長失職後、再び立候補した2025年12月の市長選で落選するまで、たびたび疑惑の卒業証書について追及されてきましたが…。
伊東市・田久保眞紀 市長(当時):
刑事告発に関することは一切ご質問にはお答えできない立場にあるので
議会や市民からの刑事告発を理由に言及を避け続けてきました。
疑惑の卒業証書はいまどこにあるのか?
代理人弁護士は…。
-田久保さんの“卒業証書”はどこに?
田久保氏の代理人・福島正洋 弁護士:
この事務所内の金庫にしまっている
-金庫を見せてもらうことは?
田久保氏の代理人・福島正洋 弁護士:
さすがにそれは難しい
実物を見ることはできませんでしたが、この事務所の金庫の中にあるということです。
その卒業証書の今後は?
田久保氏の代理人・福島正洋 弁護士:
私もいたずらに捜査機関とケンカしたいとは思っていません
福島弁護士は捜査機関から提出を求められた場合は「押収拒絶権」を使って提出しない可能性もあると話します。
押収拒絶権とは他人の秘密を取り扱うことの多い医師や弁護士などに認められた権利で、文字通り他人の”秘密”に関するものは押収を拒むことができます。
ポイントは議長など他人に見せたあの卒業証書が”秘密”に該当するかどうか。
田久保氏の代理人・福島正洋 弁護士:
国家機密とか誰も知らない秘密というような厳密な意味の秘密ではなく、弁護士にモノを預けたり情報を授ける依頼者から見て、「これは弁護士さん秘密にしてほしい」と思っているものが、全部この105条の秘密に該当すると広く解釈されている
秘密かどうかを判断するのはあくまで弁護士であり、田久保氏が議長や副議長などに見せた時間は短く、あの卒業証書は秘密に該当すると福島弁護士は主張します。
では、このまま永久に金庫の中で眠り続けることになるのでしょうか?
田久保氏の代理人・福島正洋 弁護士:
誰が何と言おうが、どういう形で来ようが、頑として出さないとまで突っ張ってはいない。捜査機関も必要とあれば、まず任意で出してくださいと言ってくることは想定している。その場合にどうするかは、その段階で慎重に検討したい
警察はこれまで6つの容疑の刑事告発を受理し捜査を進めていますが、福島弁護士によると今のところ捜査機関側からの接触はないということです。