日本で暮らす在留外国人の数は2025年、395万6千人余りと過去最多を更新しました

今後は多文化共生がカギとなる中、静岡県沼津市に外国人との共生を実現している病院があります

沼津市大岡にある「きせがわ病院」

2000年の開院当初から外国人を積極的に採用していて、 今では30人いる介護職員のうち、半数を占めています

サノ・アーチーさん(フィリピン出身):
ここの病院は雰囲気もすごく明るく、 仲間もみんな優しくてサポートしてくれる

インダーさん(インドネシア出身):
みなさん私を応援してくれた だから大丈夫

背景にあるのは慢性的な人手不足です。

きせがわ病院 ・ト部憲和 院長:
介護の方たちが収入の関係で ほかのところに転職するという現象が起きているが、介護職の応募がなかなかないので外国の方で積極的に日本を希望されている方を採用している

言葉や文化の違いから最初は拒否反応を示す利用者もいますが、理解を得られるようにベテランの職員などが中心となって サポート体制を構築

また、日本語の勉強会を開催したり、資格の取得に向けた研修費用の一部を補助したりと病院として外国人職員のキャリア支援に力を入れています

きせがわ病院 看護・介護統括局 塩田美佐代 局長:
介護福祉士の資格をとることになれば日本で長く働き続けることも可能になるので、まずは資格を取得することで働く幅も広がっていくと思う。知識・技術が身につくことはモチベーションにもなるし、患者さんに良いケアができるようになるので社会貢献にもなるのではないかと思う

2014年からきせがわ病院で働いているフィリピン出身のアスグ・レオ・アンジェロさん

主にリハビリや介護を担当しています。

アスグ・レオ・アンジェロさん:
伝えたいことが言えず毎日頑張って、みんなの支えで何とか乗り越えた。患者さんがいつも「ありがとう」と言ってくれて笑顔になった時が本当に楽しい

日本語での意思疎通にも問題なく、利用者も厚い信頼を寄せています。

利用者:
とても素直で優しくて一生懸命勉強しようという気持ちがあふれていて、とても優しく接してもらってありがたい

先輩職員:
自分からどんどん声かけをしているので、患者さんも笑顔。すごく頼りがいのある先輩になっている

2024年には国家資格である介護福祉士の試験に合格しました。

アスグ・レオ・アンジェロさん:
これから来る外国人の新人をしっかりサポートしたい。もっとスキルアップして患者さんにより良いケアを提供したい

夢は介護のスペシャリストと目を輝かせています

テレビ静岡
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