5日午前11時前の近鉄名古屋駅にはSPなどが集まり、緊張感に包まれたホームには多くの人が。
そこに姿を見せたのは「早苗さーん!」という声に笑顔で応える高市首相。
高市首相は新春恒例となっている三重県にある伊勢神宮の参拝に臨みました。
内宮に向かう宇治橋を渡る際に手にしていたのは、自ら用意したという、尊敬する安倍元首相の遺影。
地元の子供たちとの記念撮影ではハートポーズ。
帰ろうとすると握手を求められ、握手をした子供からは「右手は洗わんようにしよ!」という声が聞かれました。
そして午後2時半、金屏風を背に2026年初の記者会見に臨みました。
高市首相:
皆さま新年おめでとうございます。総理就任以来77日がたちました。本年は「丙午(ひのえうま)」の年です。「丙」には前の年からの陽気、エネルギーが一段と発展するという意味があるそうです。昨年はガソリン税及び軽油引取税の暫定税率廃止が決まりました。半世紀以上にわたって続いてきた暫定税率をなくすことができた。やればできる、やればできるんです。昨年生まれた前向きな改革へのエネルギーを本年もっともっと力強いものとし、いかに困難な改革にも果敢に挑戦したい。
手にしていた安倍元首相の遺影については、「安倍元総理をもう一度、伊勢神宮に連れてきてあげたかった。伊勢神宮に参りましたよ、再び安倍元総理も一緒に来られましたよ、そういう気持ちをお伝えしたかった。感謝の心とともにお伝えしたかったということでございます」と述べました。
一方、通常国会での衆議院の解散について問われると、「国民の皆さまに高市内閣の物価高対策、経済対策の効果を実感いただくことが大切。目の前の課題に懸命に取り組んでいるところでございます」と述べるにとどめました。
高市首相は2日にアメリカのトランプ大統領と電話会談。
首相就任後初の訪米に向けて調整を進めています。
高市首相:
先般の電話会談では、トランプ大統領から私に対し訪米のご招待を改めていただきました。今年春の訪問に向けて、具体的に調整していくと一致しました。
ところがトランプ大統領を巡り、新年早々、頭を悩ませる事態となっています。
アメリカは3日未明に南米ベネズエラを軍事攻撃。
麻薬の密輸に関与しているなどとしてマドゥロ大統領を拘束したことを明らかに。
こうした事態について、高市首相は4日、自身のSNSに「邦人の安全確保が最優先」「情勢安定化に向けた外交努力を進めていく」などと投稿しましたが、アメリカによる軍事攻撃については一切触れず。
そして迎えた5日の会見。質問が出ると笑顔が消えた高市首相。
記者:
国際社会から米国の行為を非難する声も上がっているが、これを政府としてどのように評価するか。
高市首相:
引き続き邦人保護には万全を期するとともにベネズエラにおける民主主義の回復、および情勢の安定化に向けた外交努力を進めてまいります。
5日もアメリカによる軍事攻撃については一切触れませんでした。
高市首相は最後に「ありがとうございました。お健やかにお過ごしくださいませ」と述べ、会見を終えました。