去年の終わりに最高値を更新したコメの価格。

今年は値下がりするのか、福岡の現場を取材しました。

福岡市東区のス―パーです。

5日に訪れてみると、今年初めてコメが入荷し品出しが行われていましたが…。

◆記者リポ―ト
「コメの価格を見てみますと安いもので5キロ4200円ほど、最も高いもので4900円を超えていて年が明けても依然として高いです」

◆40代の買い物客
「まだちょっと高い。子供が2人いるのでよく食べるので、もうちょっと安くなるとうれしい」

◆70代の買い物客
「(今年は値段が下がると)期待はしているんですけどね。食べないわけにはいかないから買いましたけど」

農水省が12月下旬に発表した全国のス―パーのコメ価格は平均で5キロ当たり4337円と過去最高値となり、依然として高騰が続いています。

◆エムズ美和台店 久松浩一 店長
「(コメが)売れる数は若干減ってきている。これ以上高くなりすぎると、買われる側にとってはすごく不便になってくると思う」

一方、福岡県宇美町の米穀店では…。

◆記者リポート
「こちらの米穀店では令和7年産のコメが所狭しと積み上げられています」

◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「9月・10月に(農家と)契約して仕入れていくが、今年は豊作で、倉庫に入りきれないので、(搬入を)止めている状態」

今シーズンのコメは豊作で例年の1.5倍近い仕入れ量となっていて、一時的に搬入をストップしている状態です。

豊作でコメがあふれているにもかかわらず、値段が下がらない理由は…。

◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「コメ不足からの豊作になったので、各業者が大量に高い価格で仕入れている」

令和のコメ騒動で業者間の競争が激化し、コメの仕入れ値が高騰しているためです。

この米穀店では60キロあたりの仕入れ値が令和5年産は13000円程度でしたが、翌年は25000円、そして令和7年産は32000円まで跳ね上がっています。

◆いしぬき米穀店 石貫徹也 代表
「(契約の)9割は仕入れている状態なので3000円台になると厳しい。豊作になってはいるが下げられない。実際どこまで販売できるか心配はある」

長引くコメ価格の高騰。

業者が在庫を多く抱える中で今後、値段はどうなっていくのでしょうか?

◆流通経済研究所 折笠俊輔 主席研究員
「12月だと年末商戦があるので価格は下がらないが、年明けましたのである程度、価格を自分たちの利ザヤを削ってでも流通させていかないと在庫が余ってしまっては問題になるということで、値引きの動きが進んでいくと思っている」

食品値上げの動きは2026年も続く見込み

もう少し長い目で見ると今後さらに新米が出回るため、6月以降に在庫過多という状況であれば5キロ3700円まで下がる可能性もある、といいます。

そして、2026年は食品価格全体でまた値上げの1年となりそうです。

帝国データバンクによると2026年の食品の値上げは去年ほどではないものの、年間で1万5000品目に上る可能性があるそうです。

特に1月から4月にかけてはマヨネーズやドレッシング、みそ製品など調味料の値上げが目立つということで、これまで以上に値上げが常態化しそうです。

テレビ西日本
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