浜岡原発の再稼働に向けた新規制基準適合審査をめぐり、中部電力が原子力規制委員会に対する説明とは異なる方法で地震動を意図的に“過小評価”していた問題で、中部電力は社内で問題視する声が挙がっていたものの不正が継続されていたことを明らかにしました。
御前崎市にある中部電力・浜岡原子力発電所3号機と4号機は現在、再稼働に向けて原子力規制委員会による新規性基準適合審査を受けています。
こうした中、中部電力は1月5日、基準地震動の策定に関して原子力規制委員会に対する説明とは異なる方法で、地震動を意図的に“過小評価”していた疑いがあることを明らかにしました。
中部電力によると、以前、社内で問題視する声が挙がったものの、その後も不正行為が続いていたということです。
一方で、社内で告発があった際の対応や不正報告をなぜ継続したのかについては確認できておらず、第三者委員会による調査に委ねる考えを示しています。
今回の事案を受けて、中部電力は「審査に重大な影響を及ぼすおそれがあるとともに、地域の皆様をはじめとするステークホルダーの皆さまからの当社原子力事業に対する信頼を失墜させ、同事業の根幹を揺るがしかねない事案であると極めて深刻に受け止めております」とコメントしています。