1月6日午前、島根県と鳥取県で発生した最大震度5強の地震。長周期地震動も観測されましたが、私たちはどう身を守ればいいのでしょうか?
午前10時18分、島根県と鳥取県で発生した震度5強の地震。
この地域では約1時間で10回の地震が発生し、緊急地震速報も4回、立て続けに発表されました。
これまでにケガ人は8人に上っていて、気象庁は「1週間程度はさらに強い地震が起きる可能性」も指摘しています。
また、専門家からは南海トラフ地震との関連について気になる意見も…
東京大学・笠原順三 名誉教授:
過去に鳥取地震が1943年に起きて、その次の年に東南海地震という南海トラフ沿いの巨大地震が起きた。そして、南海地震が起きた。そういうこともあって、日本海側の地震、今回の地震が南海トラフに対して影響を与えるかどうか、これが一番心配なところ
一方で、静岡大学防災総合センターの岩田孝仁 客員教授は関連性はないとしています。
静岡大学 防災総合センター・岩田孝仁 客員教授:
2000年にも今回と同じ場所で起きている。もっと大きな地震が。(南海トラフ地震との)関連性は特にないと思ってください。偶然起きるかもわからないし、起きないかもわからない
そして、注目されるのがこの地震で出された“長周期地震動の階級4”という発表です。
長周期地震動は周期が長くゆっくりで大きな揺れのこと。
2025年3月にミャンマーで発生した地震では1000km以上離れたタイ・バンコクで長周期地震動が発生しました。
では、具体的にはどんなものなのでしょうか?
若山悠介 記者:
県地震防災センターには長周期地震動のメカニズムを伝える実験装置があります
ダイヤルを回す速さを調節することで地震波の長さを変えるこちらの実験装置。
ダイヤルをゆっくり回して、長周期地震動と同じゆっくりとした揺れを作り出すと…
右の背の低い建物はほとんど揺れない一方、背の高い建物の特に上の部分が大きく揺れています。
一方、地震の揺れを速くすると…
今度は低い建物が大きく揺れ、背の高い建物はあまり揺れていないことがわかります。
岩田客員教授は、地盤が軟弱であれば震源から遠く離れた地域でも被害が出るおそれがあると指摘します。
静岡大学 防災総合センター・岩田孝仁 客員教授:
例えば、遠く離れたところで地盤の軟弱な層がたくさん厚くあるところは残った長周期の揺れだけがその地盤の中で増幅してちょっと大きくなって、体に感じるような揺れになってしまう
その上で、家具の固定など基本的な対策をしっかりとすることが大切と呼びかけます。
静岡大学 防災総合センター・岩田孝仁 客員教授:
特に上層階・高層階を利用している人はそういった点も配慮して対策するべき