アメリカのトランプ政権は3日、ベネズエラで軍事作戦を実施し、マドゥロ大統領を拘束しました。
ベネズエラの今後について見ていきます。
ベネズエラ情勢に詳しいアジア経済研究所の坂口安紀さんによると、「一番期待されるのはマドゥロ大統領の短期的解体だが、民主主義のプロセスを開始するための地ならしが整うことがなかなか難しいと思われる」ということです。
現段階では、国内では反マドゥロ派は全く力を持てていない状況にあり、軍も前政権のチャベス派が支配しているためと指摘しています。
ではベネズエラで次に指導者になるのは誰なのでしょうか。
候補としては、アメリカに融和姿勢を示している暫定大統領のロドリゲス副大統領や2025年にノーベル平和賞を受賞した野党指導者のマリア・コリナ・マチャド氏などに注目が集まっています。
アジア経済研究所の坂口安紀さんは、副大統領のロドリゲス氏は前政権の重鎮と対話ができ、政権移行の地ならしができるためアメリカからも白羽の矢が立ったのだろうと指摘。
野党指導者のマチャド氏については、対照的に前政権派との対話はできないが民主主義のシンボルで、地ならしができたあとに手を組む可能性があると指摘しています。
青井実キャスター:
岩田さん、ベネズエラの混乱収束の道筋はあまり見えてないと思うんですが、国際社会全体としてはどんな対応が望まれていくのでしょうか。
SPキャスター・岩田明子氏:
まずは円滑な政権移行、それから民主主義の復活に向けて国際社会が協力していくということ。
それから、これを奇貨として覇権主義国家がエスカレーションを高めることも阻止しなければいけない。
有志国、同志国の連携が非常に重要になってくると思います。
青井実キャスター:
そんな中で国際社会においての法律の意義であったり国際社会の対応が注目されるわけですよね。
日本時間の6日未明にはマドゥロ大統領が裁判所に出廷する予定です。