8年ぶりにJ1の舞台で戦うV・ファーレン長崎が5日、新チームで初めての練習を行なった。期待と決意に満ちた選手たちの表情からは、新たなシーズンへの熱い思いが伝わってくる。
雨にも関わらず500人のサポーター
「皆さん、明けましておめでとうございます。今年も1年間よろしくお願いします」。
長崎県諫早市であったV・ファーレンの今シーズン初練習。新加入の7人を含む選手30人が参加し、練習はMF山口蛍選手の挨拶で練習は始まった。
あいにくの雨模様にもかかわらず、約500人のファン・サポーターが見守った。
選手たちは、軽いランニングやボールタッチで汗を流した。
「最初から上を目指している」進藤選手
セレッソ大阪から移籍してきたDF進藤亮佑選手(29)は「長崎の街が盛り上がっていると聞いていたし、こういう将来性のあるチームで自分が引っ張っていくシーズンも経験したかったので決めた」と、加入の理由を語った。
DF 進藤亮佑選手(29):最初から僕はJ1で優勝するために来ているので、もちろん簡単な道のりではないですけど。みんなを引っ張りながら、そしてみんなから学びながらやっていきたいと思ってます。このシーズンはいろんなことにトライしながら、ただ結果も出さなきゃいけないのがプロの世界なので。移籍してきた立場でチームとかサポーターに自分がどういう選手か見せなきゃいけないので、もう最初から行きたいと思います。
長崎との思い出と新天地への期待
進藤選手は長崎との対戦経験もある。2018年、札幌時代にトランスコスモススタジアム長崎で対戦し、3-2という接戦を制した記憶が鮮明に残っている。
DF 進藤亮佑選手(29):結構打ち合いのいい試合ができたかなと思っていて。スタジアムは変わっていますけど、前のスタジアムの時もサポーターは本当に熱くて。僕らが勝ちましたけど、どちらが勝ってもおかしくない試合で会場の盛り上がりというのはすごかったので、また新しいスタジアムでサポーターの声援を味方にできると思うと、それはすごく楽しみです。
―長崎の印象は
DF 進藤亮佑選手(29):長崎はそんなに人口が多くないかなと思ったんですけど、練習にもしっかりサポーターが大勢来てくれているというのは、本当にクラブのポテンシャルと、現時点でも本当に人気のあるチームだなと感じました。
「ACLの優勝も狙いたい」波多野選手
完全移籍でFC東京から加入したGK波多野豪選手(27)。長崎では以前、期限付き移籍で1年間プレーしたことがあるが、今回は「相当な覚悟」を持って戻ってきたという。
長崎からのオファーについて「悩んだところは全くなかった」と即答。FC東京でのキャリアを経て、長崎への完全移籍を決断した理由についても語った。
GK 波多野豪選手(27):相当な覚悟で来ました。FC東京では長くサッカーしてきたので、ここに来るのは強い思いで本当に来たので、もうここで結果を出すことだけを意識してやっていけたらと思います。最初からタイトルを取れるように、自分が持っているものを全部出したいなと思っています。ACLの優勝も狙いながら、常々上位を目指しながら頑張っていきたいです。
アピールポイント「必殺技」と「攻撃への貢献」
強みについて尋ねられると、自信を持って「必殺技」について語った。
GK 波多野豪選手(27):僕の長所でもある、必殺技であるクロスボールの対応、そういったところはさらに進化してると思います。止めるという部分も、昨年1シーズンを通して継続してきた部分もあるので、さらに伸びているのかなと思っています。
チーム内での4人のゴールキーパーとの競争についても触れた波多野選手。どういった点をアピールしていきたいかという質問に対し、明確な答えを返した。
GK 波多野豪選手(27):必殺技のハイボールとシュートストップ、そこは見てもらいたい。あとは攻撃のボールにつながる1本のパスだったり。そういったところも僕の特徴でもあると思うので、見てもらって評価してほしいです。
「長崎スタイルを確立できたら」
今シーズン、8年ぶりに戦いの場をJ1に移すV・ファーレン長崎。2月6日には約半年間の特別リーグ「明治安田J1百年構想リーグ」が開幕する。
高木琢也監督は「県民にも喜んでもらえるプレー、共感できるプレーを選手たちにも伝えて、長崎魂、長崎スタイルを確立できたら」と、展望を語った。
1月12日からは約2週間の沖縄キャンプでチーム作りを進めていく予定だ。V・ファーレン長崎の新たな挑戦が、ついに始まった。
(テレビ長崎)
