仙台市青葉区の繁華街・国分町で、ガールズバーで泥酔した男性客から不正に入手したクレジットカードを使い他のキャバクラ店で架空の売上約130万円を決済してだまし取ったとして19歳から27歳の男女5人が逮捕されました。
電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されたのは、仙台青葉区国分町のガールズバーと「Queen」を営業する男(25)と19歳から23歳の従業員の女3人、青葉区国分町のキャバクラ店「K club」の店長の男(27)、合わせて5人です。
警察によりますと、5人は2025年10月11日午前2時10分ごろから午前4時50分ごろまでの間、「Queen」に訪れた男性客から不正に入手した、クレジットカード2枚を使用して「K club」で約130万円を決済してだまし取った疑いが持たれています。
10月11日、身に覚えのないクレジットカードの請求に気付いた男性客が警察に相談したことで事件が発覚。
警察によりますと、男性客は「Queen」で記憶が曖昧になるほど泥酔していて、5人は何らかの方法でクレジットカード2枚を「K club」に持ち入れ、男性客が来店していないにもかかわらず、飲食代として決済していたということです。
「Queen」を営業する男(25)と、従業員の女3人は同じ男性客から不正に入手したキャッシュカードを使いコンビニエンスストアのATMから現金約50万円を盗んだなどとして、窃盗の疑いで逮捕されています。
警察は、捜査に支障が出るとして5人の認否を明らかにしていませんが、一部の容疑者は「Queenは客の意識がなくなるほど泥酔させて客の頼んでいないドリンクを勝手に計上するなどして高額な利用代金を請求するぼったくりバーだ」などと店の実態について話しているということです。
警察は24日に「K club」に家宅捜索を行い、従業員名簿やパソコンなどを押収しました。
警察は、2つの店を匿名流動型犯罪グループ=トクリュウが経営する店舗とみて、
事件の全容解明を進めています。