クマの出没で「業務に影響が出ている」と回答した岩手県内の企業が4割以上に上ることが、民間の信用調査会社のまとめで明らかになりました。
このアンケートは東京商工リサーチが全国の企業を対象に初めて実施し、県内では102社が回答しています。
このうち「影響が出ている」と回答したのは42社で、全体の41.1%に上りました。
秋田県の43.9%に次いで全国で2番目に高い数字です。
具体的な影響は「従業員への周知・啓蒙に迫られた」が20社で48.7％と最も多く、次いで「被害防止のための投資が必要になった」が39.0％、「来客・受注が減った」が36.5％となっています。
東京商工リサーチ盛岡支店は「クマの出没によるリスクの広がりが浮き彫りとなった。影響を注視していきたい」としています。
