2025年も残すところあとわずか…こうした中、それぞれ年内最後の定例会見に臨んだ島根県の丸山知事と松江市の上定市長。
その年を象徴する「今年の漢字」を問われると、その答えが見事に一致しました。
25日に行われた年内最後の松江市・上定市長の定例会見。
平成の大合併による新しい松江市の誕生から20周年、松江城天守の国宝指定から10周年と、松江市にとって記念イヤーとなった2025年、上定市長が今年を象徴する漢字として挙げたのは…「化」でした。
上定市長は、まさに『ばけばけ』という名前は、NHKが付けたことですけれども、意味としては小泉八雲とセツが出会ってから2人の人生が大きく『化』け始める、そして明治時代、西洋化、現代化、近代化が進んで世の中もどんどん変わっていくという変化の『化』です。松江市も人口減少、少子高齢化あるいは地域における担い手不足等、非常に深刻な課題を抱えている。我々の子ども、孫の世代が笑顔で過ごせる松江を作っていかなければいけない、そういう転機にあると思う。要は『化』けていかなければいけないタイミング」と話しました。
一方、島根県の丸山知事も同じ日に年内最後の定例会見。
山陰道の延伸で利便性が向上したこと、また出雲空港の利用者数が2年連続で100万人突破など、交通インフラの充実が見られた1年だったと振り返りました。
その上で、今年の漢字として挙げたのは…丸山知事も「化」でした。
丸山知事は「放送開始から多くの方に県内外から訪れてもらっている。来年に続く放送もあり、松江から舞台が移った後もまた放送が終わった後も主要な舞台としてこの松江・出雲にたくさんの方々に訪れてもらえるように、多くの皆さんとともに取り組んでいきたい」とした上で、「島根県内が全国放送で毎日取り上げていただけるってなかなかない形。何十年に1回あるかないかの話、メモリアルな年であると思っている」と述べ、9月に放送が始まったテレビドラマ「ばけばけ」の波及効果について触れました。
一方、市長と同じ「化」を選んだことについて丸山知事は、もしかすると前頭葉の思考パターンが似ているのかもしれない」と微笑を浮かべながらも話しました。